事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

コロナには一応言っとこうPART2 酒田篇

2020-04-08 | ニュース

映画篇はこちら

ついに、来た。酒田にも感染者が。それどころか次々に色んな情報が。噂の速度が急激に高まってる。

もしも噂が全部本当だとして、そのすべてが休業したら、なるほど生活が成り立たない可能性もある。

でもここで山形新聞にすばらしい記事が出ていた。

「為政者は一度手にした権力を手放さないものだ」

「コロナ禍を克服しても、民主主義社会が壊れてしまっては意味がない。命と自由をトレードオフするのではなく、どちらも守る闘いが、今、始まっている」

山田健太という専修大教授によるもの。すばらしい。いい大学だなあ(笑)。この視点だけは失いたくない。思考停止にだけはなりたくない。

非常事態宣言がもっと早く出ていれば山形に感染者が出ていなかった可能性はもちろんある。でもそれは誰も検証できない。いまいちばん簡単なのは感染者とその家族を叩くこと。それだけはやめよう。わたしは静かにト一屋に通うだけだ。

本日の1冊は斎藤美奈子の「名作うしろ読みプレミアム」前作よりも海外作品が多く、そして名作をいかに自分が読んでいないかを痛感させられました(笑)

PART3「マスク篇」につづく

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恩田陸三昧 その4 「EPITAP... | トップ | 春休みラーメン祭り延長戦 2... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (がrrrrrrrrふ)
2020-04-13 16:28:42
いい記事のご紹介ありがとうございます。読みたくて探しましたがダメでした。紹介してくださったかぎりでは、おっしゃるとおりだと思います。毎日新聞にありましたが「国難だから政権批判するな」みたいなこととか言ってる人がいるようでゾッとします。

山形にも感染者がとのことですが、いま奨励されている social distancing ってのは、感染症を「遮断するため」ではなくて、「ゆっくり受け止めるため」にやっていると理解しています。全てのところに、一度は来るんだと。じゃないと、来なかった地域、なんてのがあったとしてそこの人は(そのまま感染したくないなら)、外から誰も入れず、自分もそこから出ないのか、って話で。日本は全体として、比較的ゆっくり拡がっているようで、いいかんじではないかと思ってるんですけどね。そのかわり、長丁場かなと。
返信する
4月7日付の (hori)
2020-04-13 18:18:34
“識者評論”という枠です。
あまりにもすばらしかったので職場の山形新聞を
勝手に切り取りました(笑)。名言満載。

“社会としての健全さを維持しつつ、今の状況を
乗り切っていくためには、個々人が思考停止に
陥って、不安や恐怖心の中で、全体の空気に
のまれるのが一番怖いことだ。
従わないものを異端視して、差別の対象にする
事態も既に生まれている”

“生活の平穏や社会の安心を守るために、政府に
自由を預けるという安易な発想が芽生えやすく
なるからだ。
あるいは、預けっぱなしの方がさまざまな
ゴタゴタも起きないし、面倒くさいから政府に
きちんと統制してもらおうということにも
なりかねない”

……ゆっくり受け止めるため、というのは
的を射ていると思います。時間、かかりますよね。
返信する

コメントを投稿

ニュース」カテゴリの最新記事