♯3「彼らが彼女に求めたもの」はこちら。
♯4 立花隆&梅宮辰夫&徳大寺有恒
……意外すぎる同級生。しかも水戸高校で陸上部三羽烏とうたわれていたのだとか。三人とも今では陸上部ってルックスではないが。
立花隆の行ってきた仕事については、今さらふれるまでもない。田中角栄関係はもちろん、日本共産党や農協に切り込んだルポはみごとだった。でも、たったひとつ納得できないことがあるのだ。それは、1991年の大宅壮一ノンフィクション賞の審査において、その後亡くなった井田真木子の「プロレス少女伝説」の授賞に反対したこと。「もっととりあげるべき(大きな)対象はあるだろう」というのが立花のコメントだったが、これには納得できなかった。神取忍らを題材に、プロレスでしか燃焼できない彼女たちのルポは、当時はげしくわたしの心をうっていたので。
単純なようだけれど、どうもそれ以来立花が一種の【権威】に思えて距離をおいて見るようになってしまった。高校時代に必死で走っていた頃なら、こんなコメントはしなかったろうになあ。
次回は麻布高校篇。
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