♯2「おしゃべりなクラスメイト」はこちら。
♯3 山田太一&寺山修司
……早稲田時代の同級生。寺山の葬儀で、山田はこんな弔辞を寄せている。
あなたとは大学の同級生でした。
一年の時、あなたが声をかけてくれて、知り合いました。大学時代には、ほとんどあなたとの思い出しかないようにさえ思います。
早熟な天才と、松竹では花開くことができなかった遅咲きの脚本家に、ここまでの交流があったとは知らなかった。このふたりは、それぞれ「田園に死す」と「岸辺のアルバム」で八千草薫という女優を“母”(多分に苦い思いもこめてだけれど)として描いた。
「岸辺のアルバム」には思い入れがある。わたしは狛江に住んでいたので、小田急線和泉多摩川駅のホームで、「あ、ここに八千草薫が立ってたんだな」とか、狛江駅前のサーティワンでは「あそこに風吹ジュンがすわってた!」と、家族の崩壊と再生のドラマを単なるミーハー的視点で見てました(^o^)
この頃の山田太一は絶好調で、あの岸恵子に零細な電器店を切り盛りする主婦、という意外なキャスティングで泣かせた「沿線地図」も傑作。
♯4は水戸高校陸上部三羽烏を(といっても誰のことだかわかんないでしょうけど)。
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