事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「必殺4 恨みはらします」(1987 松竹=朝日放送)

2018-11-15 | 邦画

必殺シリーズ第一弾「必殺仕掛人」の第1話、第2話の演出は深作欣二だったとか。東映の監督が、松竹制作のドラマを撮るにあたっては、いろんなドラマがあったんでしょうね。

わたしが仕掛人梅安のお話をテレビで見たのは中学生のころかな?もちろんリアルタイムではなくて、当時の山形はTBSがネットしていなかったので夕方のオンエアで。

え、必殺はテレビ朝日のドラマじゃないかって?いやこれがめんどくさい話がからんでくるんですよ。

必殺の制作は松竹と朝日放送。そして当時、毎日新聞系のTBSは朝日放送、テレビ朝日(当時はNET)は毎日放送とそれぞれネットしていたのだ。これが有名な“腸捻転状態”というやつ。わたしのような業界マニアにしか知られていないので有名でもないか。この腸捻転を解決するにあたって……

いやいや必殺の話でしたね。劇場版4作目。ちょっとびっくりするほどてんこ盛りのストーリー。復讐、地上げ、“父娘”の情愛、同性愛、大奥の事情、渡来人の武器……よくもまあこれだけの量を二時間強でまとめたな。オープニングの石橋蓮司ご乱心のエピソードだけでも十分にいけるのに。脚本は野上龍雄

中村主水役の藤田まことは、もちろん風格があってすばらしいが、深作組である千葉真一真田広之、特に真田のアクションと現代しゃべりが効いている。

その分、三田村邦彦、村上弘明ら、他の仕事人たちが顔見せ程度の登場だったので、彼らのファンの人は注意。

仕事人の元締めに岸田今日子、主水とちょいといい仲になる女将に倍賞美津子と豪華なことだ。でもいちばん色っぽかったのはりつ役の白木万理ですかね。わたし、彼女のファンなんです。マニアだ(笑)。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« うまい店ピンポイント2018年... | トップ | 「ボヘミアン・ラプソディ」B... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
道上洋三と浜村淳 (大阪支社長)
2018-11-16 08:13:03
>そして当時、毎日新聞系のTBSは朝日放送、テレビ朝日(当時はNET)は毎日放送とそれぞれネットしていたのだ。これが有名な“腸捻転状態”というやつ。わたしのような業界マニアにしか知られていないので有名でもないか。この腸捻転を解決するにあたって……

これ覚えています。
朝日放送の看板アナウンサー道上洋三がTBSの全国ネットにでてましたもん。しばらくして腸ねん転状態が解消され、道上はでることはなくなりましたが・・・。
ってことはオレも古いんやなあ、
ちなみに、道上さん、いまだにラジオのパーソナリティやってますよ。
大阪では浜村淳がギネス、その後を道上がおってるのではないでしょうかねえ。
返信する
あれは…… (山形支社長)
2018-11-17 18:38:19
70年代後半でしたかね。
遠く東北の人間にとっても、これどうやって
解消すんのかなあと思ってました。
大きなお世話だったんだけど(笑)
返信する

コメントを投稿

邦画」カテゴリの最新記事