White Rhythm & Blues
令和の米騒動篇はこちら。
「自民に対する批判は強い一方で、立憲を中心とする政権が良いと思う人も少ない。日本維新の会は兵庫県知事の問題もあって支持を失い、国民民主党も党勢が拡大しない。日本の政党政治そのものが大きな問題に直面していると感じている。そうした状況で、小選挙区制を改めるべきだという議論さえないのは残念だ。日本の政治風土には、(小選挙区で)白か黒かを決める二党制より、緩やかな多党制の方が合う。」
小泉進次郎元環境相の恩師でもある米コロンビア大学のジェラルド・カーティス名誉教授のコメント。
確かに言えている部分もある。小選挙区制となって、何が変わったかといえば、それは政治家の劣化ではないかと思う。中選挙区でなら、同じ党の候補者同士が切磋琢磨することも可能だったけれど、今の制度ではまず公認されなければ意味がないので、ひたすらに党執行部の権力が強くなる。
その上、官僚の人事まで握ってしまったので、反対意見の存在が極小化し、お偉いさんに忖度するシステムが定着したのがこの10年の日本だろう。
さあ解散だ。はたしてどんな結果となるだろう。どんな結果になるにしろ、まともな人物が当選してほしいというのは贅沢な望みなのだろうか。
明日はJ.D.サウザー篇なので名曲「ホワイト・リズム&ブルース」を。これってリンダ・ロンシュタットのための曲だったのかあ。
次も米問題をやります。