【FULL】井上陽水 氷の世界
Vol.32「糾弾する父」はこちら。
70代女性。孫娘に買ってあげた洋服を息子の妻が着せません。
これまで孫の洋服を買わせてくれる機会がありませんでした。そこでこの間、子供服売り場にいた別の家族に孫の月齢を伝え、サイズを教えてもらいました。かわいい洋服をたくさん買って、息子の妻に渡してやりました。
ですが、それを孫娘に着せた様子がありません。問い詰めると
「お義母さんだけには洋服を買ってほしくない」
と言うのです。人の好意を何だと思っているのか、ほとほとあきれかえりました。彼女が妊娠していた時、私が「男の子じゃなくてがっかりした」と言っていたことをいまだに根に持っているようです。
生意気な態度をとり、揚げ句の果てには孫を独り占めしようとするのが許せません。孫を置いたままで、彼女を出て行かせたいと思います。アドバイスをお願いします。
(東京・C子)
……うわあ。前回の「糾弾する父」につづいて、今の70代って怖い怖い。息子に離婚を迫る嫁が憎くて憎くて憎くて仕方がなかった「最凶の母1」につづいて、その邪悪さは突出している。
人の好意をなんだと思っているのか、ですって?月齢だけでサイズを判断し、勝手に選んだ服をどうして贈ることができるかのほうが不思議。
「男の子じゃなくてがっかりした」無神経きわまりない言葉だけれども、あなたは自分のことを悪いとは決して考えない人のようだから、他にもたくさんの失言暴言があったに決まっている。
孫を置いたままで、彼女を出ていかせたいと思いますぅ?いったい何時代の発想だろう。鬼姑といわれた過去の遺物がまだ生き残っているのか。しかも昭和生まれで。
だいたい「かわいい洋服をたくさん買って、息子の妻に渡してやりました」なんて文を綴れるというその性格がこの人を物語っている。「お義母さんだけには洋服を買ってほしくない」これはお嫁さんのほうからの絶縁状なんです。早く気づけよ。
本日の1曲は井上陽水「氷の世界」。名曲。不条理きわまりない歌詞だけど、こじつけてしまえば「恐怖の世界」だと訴えているわけだ。驚くのは、このアルバムが恐ろしいくらいに売れたという事実。70年代のニッポンは咀嚼力あったんだなあ。星勝のアレンジは完璧でした。
Vol.34「ワンオペの母」につづく。
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