事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

人事異動PART2~緊張感

2008-05-08 | 受験・学校

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=ご意見=
 ある小学校の事務職の方が10年以上も異動なしで勤務しておられますが、それくらい同じ所に在籍して県職員として異動はないのかお聞きしたところ「個人の希望や個人の事情を考慮していますので」という返答がありました。これは民間の企業では考えられません。唖然とさせられました。自分が勤務している企業では、個人の希望の勤務地に勤務する場合は基本給の8割しかもらうことができず、昇給も8割です。こういった人事は甘すぎはしないのでしょうか。こういう体質が仕事に対して緊張感をうばってはいないのでしょうか。民間企業等は、出社から退社の時間まで仕事でびっしりです。この辺の改革もお願いいたします。

=県の取組状況=
 学校職員の人事については、県内それぞれの学校が円滑に運営され、学校教育が適切に実施されるよう、適材適所を基本として人員配置を行っているところであり、職員一人ひとりが誠意と緊張感をもって仕事に取り組んでいると認識しております。
 今後とも、学校教育の充実に向けて、適材適所の人員配置並びに誠意と緊張感をもった仕事への取り組みに努力してまいります。
                                                     (教育庁 義務教育課)

 これは山形県のホームページにおける「県民の生の声コーナー」に掲載されたもの。山形県教育研究会学校事務部会のサイトで紹介されたこともあり、三人の読者からこのネタを教えてもらった。「生の声コーナー」は泣かせるので随時『目安箱を開ける』と題して特集します。あ。いま気づいたんだけどこの10年間同じ小学校にいる事務職員って「この1冊」の読者じゃないですよね(笑)。だったら名乗り出ろよ。まあ、いいけど。

 山形県の教職員の同一校勤務年数は「7年以上はおかない」のが原則になっている。おおむね5年程度だろうか。おとなりの宮城県は原則3年だそうだから、山形は長い方なのかもしれない。

 今回のケースでは、ひょっとしたら育児休業期間が影響しているのかもしれないし……いやしかし10年はやっぱり長いな。どんな事情があったんだろう。「個人の希望や事情」だけで異動がないほどぬるい世界ではないはずなので、ぜひお聞きしたいところだ。だいたいさあ、そんなに長くいると、やっぱり緊張感は失せるよな。少なくともわたしははっきり断言できます。飽きる、と。

画像は「PLAY」山口雅也
わたしがまったくその良さがわからなかった歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」の変奏曲を臆面もなく(笑)。でも、こっちの方がずっといいぞ。

PART3につづきます。

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