山本潤子 赤い花白い花
Vol.14「ブログ亭主」はこちら。
30代の公務員男性。幼い子どもが2人いるのに、妻が複数の男と関係を持っているのが分かりました。
結婚前も妻は浮気をし、どちらの子どもか分からないというので、中絶したことがあります。それでも関係が続き、私が相手に電話をして別れさせました。
ところが最近、その男とまだ連絡を取っているのが分かりました。さらに、私が単身赴任していた頃から別の男との関係も続き、そして、もう一人、別の男の存在も発覚したのです。遡れば、さらに複数の男の影がちらつきます。
妻は元々、浮気を悪いと思っていない節がありましたが、子どもが出来れば変わると思っていました。離婚を考えたのですが、私も不倫した過去があります。お互いに誓約書を書き、子どものことも考えて離婚しない結論になりました。
しかし、妻が浮気をやめるかどうか考えるとゆううつで、子どもが自分の子かどうか不安です。何が正しい選択肢か分かりません。(熊本・F男)
えーと、この奥さんはいったい何人と現在進行形で不倫しているんでしょう。この相談を読んだ全員がつっこんだはずです。
「この奥さんが浮気をやめるわけないだろ」
誓約書?そんなものに何の意味が。浮気をする以上に、次々に関係が“発覚”するあたり、実は反省も後悔もしていないのは確実。
このケースへの回答は簡単で
「奥さんが浮気をすることを前提に考える」
これだけでしょう。
あなたの奥さんは浮気を続ける。あなたは嫉妬し、家庭は暗いものになり、子どもは泣き叫ぶ……これが最悪の展開。
あなたの奥さんは浮気を続ける。それは性格の一部だと割り切って夫婦でありつづける。この選択肢をあなたがとれるか、問題はそれだけです。
「誰の子かわからないから中絶した」
経験がある夫婦に、そんなことが出来ようはずもないとは思いますが。
しっかりしてください。奥さんが産んだ子は、あらゆる意味であなたの子ですよ。愛してください。
本日の1曲は山本潤子の「赤い花白い花」。カレン・カーペンターと同様に、きわめて上質な楽器のような声の持ち主。しかし年齢を重ね(いろんなことがありましたし)、近年はこう断言できます。
「上の世代には美空ひばりがいたかもしれない。でもわたしたちの世代には山本潤子がいる!」
Vol.16「夢に生きる人」につづく。