もちろん今回も大ヒット中のMARVEL漫画まつり。前回のブラック・パンサーで客層を広げた結果か、これまでで最高の興行収入になっている。まあ、日本ではイマイチってのはいっしょですが。
商売として大成功しているので、例によってとんでもない製作費がぶち込まれているのは一目瞭然。登場するキャラの配分もかなり考えてあって、誰のファンでも納得できるようになっている。わたしは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が好きなので、ゾーイ・ソルダナ演じるガモーラが大きくフューチャーされていたのがうれしかった。
にしても、MARVELファンはこの世界観をちゃんと把握してるんですかね。ほとんどを映画館で観ているわたしにしても、この映画を見る資格がないかのような疑問がまず。
「サノスって、誰だっけ」
どうもすみません(笑)。
まあ、ディープなファンなら「いよいよ出たかサノス。前回はちょっとだけだったもんなあ。おー、演じているのは××か」なんてネタで盛り上がるんだろうし(フォーラム山形の若い男性客は上映前に熱く語ってました)、そうでもないわたしのような人間でも「石を6個集めるのか……ドラゴンボールじゃね?」程度でも、とにかく画面が派手だから楽しめる。
でもね、宇宙の至るところで「その半分を虐殺する」ことが善行だと信じるサノスの発想がよくわからない。まるで「2001年宇宙の旅」のように悪役が自省するってどういうこと?
しかもラストに至って……次のアベンジャーズはどうやってつくるのだろう……あ、それで最後の“あれ”が効いてくるってことか。これからもどんどん儲けるってことですかディズニー&MARVEL!