第三夜「エリン」はこちら。
わたしのベストシネマは「チェンジリング」ですね。
……かーっ、やっぱり来た。見逃してる映画を挙げられると悔しいし嬉しいぞ。にしてもさ、クリント・イーストウッドがらみは09年に「チェンジリング」と「グラン・トリノ」の二大傑作が公開されているんだぞ。もう、誰もあのオヤジを止めることはできねー。
06年も「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」をつづけざまに撮ってるし、今年も「インビクタス」っていかにもな傑作が公開される。撮れば必ず傑作だもんな。やるなー。どうか長生きしてくれイーストウッド。
ところで、恒例の興収ベストテンをこのあたりで発表しよう。まずは洋画篇。
1位 WB「ハリー・ポッターと謎のプリンス」最終興収80億円
2位 東宝東和=エイベックス「レッドクリフ Part II/未来への最終決戦」同55億5千万円
3位 SPE「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」同44億円
4位 ディズニー「ウォーリー」同39億5千万円
5位 SPE 「天使と悪魔」同33億5千万円
6位 SPE 「ターミネーター4」同33億1千万円
7位 東宝東和「マンマ・ミーア!」同26億8千万円
8位 FOX 「地球が静止する日」同24億1千万円
9位 WB「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」同24億円
10位 パラマウント「トランスフォーマー/リベンジ」同23億円
……1位のハリポタですら80億が限度(立派な数字だけどね)。去年も洋画はかなり苦しかったんだな。
いちばんおいしい商売だったのはソニーの「THIS IS IT」だろう。ほとんど製作費はゼロに等しいのにこれだけ稼いだのだから(意外や北米では1億ドルに届かなかった)。
逆に、アメリカでバカみたいにヒットした「トランスフォーマー/リベンジ」がこれ止まりなのはよくわからん。ってことで次回は邦画篇だ!