PART2はこちら。
障害者雇用についての、読者のレスをいくつか紹介しよう。
知的障害者の雇用もほとんどないって非難されてましたね、以前。障害者を小中学校事務職員として雇用するとしたら、まず標準職務を確立する必要があるんじゃないかと思います。どんな仕事をどの程度までする職種なのか。大規模校と小規模校でも違うし、男女でも違っている現状。複数配置かどうかでも変わってくるし……
今自分がしている仕事をそのまま引き継げるか?と考えた場合、相手の障害の程度がどんなものかで制限されると思うのです。どのくらいまでの障害ならOKなのか。知的障害・聴覚障害・視覚障害・情緒障害・肢体不自由……電話を取る、とか会計を受け持つ、とかできるのか?
接待とかPTAの作業とか、本務以外で受け持ってる仕事はどうか?財務端末操作だの外勤だの集金未納対策だの(苦笑)果たして??何でも屋さんな仕事であるがゆえの壁が。だいたいバリアフリーの職場じゃないしな……
事務センターとか大規模校の複数配置ならOKかもですが、あとは例えばペースメーカーや義足ぐらいなら大丈夫かな、とか(失礼な言い方だけども)症状・程度が問題だと思う。
病気で声があまりでなくなった事務職員が電話もとれないならやめたほうがいいんじゃないか、と暗に肩叩きされてやめたってのを聞いたんですが…病弱な事務職員がPTAの陰口に悩まされた、とか。事務職員以外の人たちが反対しそうですねこれじゃ。
自分も、もし事故等で障害者になったら仕事はやめなきゃいけなくなるかも、なんて不安になったりしてました(はたして私一人のために、学校をバリアフリーにしてくれるか?そして他の職員・保護者はこれまで通りの仕事がこなせない自分をうけいれてくれるだろうか?…否定的な事しか浮びませんでした)。う~ん、難しい問題ですが、今のままでは反対、です。
わたしはこう返した。
……確かにそのとおりです。でも、だからこそ受け入れるべきではないかと思うんですよ。障害者が雇用されればまわりは(怒られそうだけど)確実に迷惑をこうむります。仕事のしわ寄せはいく。くりかえすようだけど、だからこそ学校という職場は障害者を受け入れるべきじゃない?その迷惑の部分をキチンとカバーできる職場になんなきゃいけないんじゃないかと思うわけ。学校がバリアフリーになっていないことをそのことは如実に物語るわけだし。
障害者雇用はそういう“教育を受ける側はともかく、教育を行う側は健常者”っていう壁に風穴をあけられる思うんだ。しんどいっすけどね。
PART4につづく!