奇跡への絆

図師ひろき

福祉の現場をこれ以上追い込まないために

2015年02月07日 20時39分47秒 | Weblog

 川南町で有料老人ホームとデイサービス、さらに訪問看護事業をされている『湯癒亭(ゆうゆうてい)』に伺い、施設長さんからお話を伺いました。

   

 ここ湯癒亭さんは昨年できたばかりの福祉施設で、とてもモダンでアメニティも最高で、最新式の介護機器も充実していました。

 
    

 施設内には、畳のスペースもあり、落ち着きある空間になっていました。

   

 また、施設整備をする際に伐採された木材をふんだんに利用されており、温もりある環境づくりのアイデアがあちらこちらにありました。

     

 入浴介護機器も最新で、介護シートのまま入浴ができ、利用者が快適であることははもちろんですが、介護スタッフの身体的負担も最小限で働くことができる環境が整っていました。

    

 施設長さんからの話の中で、真っ先に出てきたのは

 「なぜ国は、介護報酬を下げるのか!」

 でした。

 消費税8%に上げておきながら、また10%引き上げを先送りにした途端、介護報酬を引き下げたのでは今までの介護サービスを維持することが困難になることは明らかであり、今回の介護保険改悪には私も強い憤りを感じています。

 人件費部分は確保されての報酬引き下げなのですが、引き下げ分をどこから捻出しなけらばならないかと言えば、経営者の人件費を減らすか介護機器の買い控えをするかなど、このままでは介護の質と介護に携わる方々のモチベーションが低下することは間違いありません。

 次に語られたのは

 「介護人材が確保できない!」

 施設利用者は増える一方であるのに、介護人材が不足しているため受け入れたくても受け入れられない現状があることを切々と訴えられました。

 介護人材が足りないという状況は今後ますます悪化して、人材確保ができないということで施設運営が行き詰まり、閉所を余儀なくされる施設が続出してくることも十分考えられるとのことでした。

 私も全く同感です!

 国はこの状況を把握しながらも、抜本的な介護保険の見直しをしないどころか、現場を更に窮地に追い込む介護報酬の引き下げをするのです!

 国がダメなら県が立ち上がらなけらばならないのです!

 現場の声をしっかり代弁し、私が闘います!!