奇跡への絆

図師ひろき

雑感111

2011年03月28日 23時31分40秒 | Weblog
 朝、茶畑の横を走ると、幻想的な風景に出会うことができます。

 スプリンクラーから放たれる水しぶきは、日差しを乱反射させキラキラと輝やいています。

 呼応するように茶葉は鮮やかな緑を見せつけ、もしその場で立ち止まることができれば、その瞬間に茶葉の成長を見ることを疑う予知がないほどです。

 それでも根本の方は、陽があたらず、最近の冷え込みでせいか水滴の滴りが、氷柱のように…

 氷柱の指差す地中には、地面に聴診器をあてれば、シューシューと吸い上げる音が聞こえてきそうなくらい、ビッシリと張り巡らされた根っこが…

 そして若葉は、日差しを浴びて伸びる。

 寒いときには、根を張って、凍りつくようなしぶきでも自らを奮い立たせる糧とし、来るべき時に備える…

 茶畑の散水と今の生活を繋げるには、かなり無理がありますが、冷たい空気の中、水を被りながら、輝く茶葉に感動したことは事実です。

 そんな時スプリンクラーからタイミングよく小さな七色がかかると、ゆずの「栄光のかけはし」でも聞こえてきそうな気さえ…

 綺麗な風景に少し感傷的にもなりながらも、茶畑を行き過ぎると、戦闘モードのスイッチが、パチッと入るのでした。

 今日も座るのは、ご飯を食べる時とトイレの時くらい…動き回ってきました。
 なんでも吸収して、糧とし、着実に歩を進めて行きます。