児童養護施設とは、虐待や離婚、経済的な理由などにより、健全な環境で育つことのできない子どもを預かり、生活を送るための施設です。 全国的には、3万人余りの子どもたちが預けられており、少子化が進展しているのもかかわらず、施設へ預けられる子どもたちは増加傾向です。 県内にも児童養護施設は9施設あり、400人を超える子どもたちが預けられています。 県内施設にも昨年暮れからの“タイガーマスク現象”は波及し、ランドセルや書籍、現金など今までに37件の善意が届けられています。 タイガーマスク現象が一過性のものに留まらず、1つの文化として醸成していくことを心から願っています。 児童養護施設は、高校を卒業するまで利用することができます。 社会に出る子どもたちには、個別指導ののち、いくらかの支度金が渡されるものの、社会の荒波と不景気の冷たさに飛び込む子どもたちの心細さは、共感できるなど軽々しく言えません。 タイガーマスクは漫画の主人公でしたが、私の先輩には児童養護施設で育ち、東北福祉大学を卒業し、群馬県高萩市の市長になられた草間吉夫さんがいらっしゃいます。 草間市長は、自らの経験を糧とされ、児童政策はもとより福祉の先進自治体を着々と築かれています。 どれだけの孤独と向かい合ってこられてことでしょう・・・ 自分の育った環境を悲観することなく、辛いこと、悲しいこと、寂しさを乗り越えた人ほど、優しく、温かく、そして強い!
定期的に児童養護施設のボランティアと行事参加をさせていただいています。
先輩を見習い、私も宮崎に尽くし、宮崎を福祉の先進県に引き上げて行きます!