奇跡への絆

図師ひろき

技がある

2011年03月11日 22時44分52秒 | Weblog


 庭の桜が咲き始めました。

  

 桜の季節と言えば・・・

  

 県立産業技術専門校高鍋校の修了式に参加させていただきました。

 建築科6名、塗装科13名、販売実務科8名が巣立っていきました。

 産業技術専門校は、県内各地から生徒が集まり、基本的には寮生活で1年間で技術の習得をします。

 生徒の多くは中学校を卒業後、入学してきますので、今日の修了式にはそれぞれ出身中学校の学生服を着ている生徒がほとんどでした。

 毎年感じることですが、高鍋校生の礼儀正しさはぴか一で、この日も着席している間は、背筋をしっかり伸ばし、握りこぶしがきちっと太ももにのせられていました。

 そして一人ずつの修了証書授与。

 さらに知事表彰、努力賞、皆勤賞が手渡されました。

   

 この時も、前につんのめってしまうのではと思うくらいの礼をして、丁寧に証書をもらう姿は、あまりにも初々しいものでした。

 その姿も今日を境に、逞しさを身に付けていかなければなりません。

 景気低迷が続く、社会の荒波にもまれ、人間関係にもまれ、そして守るべき家族をつくっていくときに、やはり力になってくれるのは“技”です。

 社会を構成する上で、どの仕事も尊く、仕事を続け、技を磨き、極めることで自己実現を図って欲しいと切に願いました。

 “皆さん一人一人が、宮崎の元気であり、宮崎の将来です。

 これからはここで身に付けた技術で社会の一員となり、自分らしい暮らしを築いていってください。”

 特に来賓のあいさつなどの出番はなかったのですが、心からの言葉を送らせていただきました。