沖縄県で障がい者職業リハビリテーション事業所“ミラソル”を開設されている一杉(ひとすぎ)様と意見交換をさせていただきました。
何より実績がすごい!
障がい者自立支援法導入後、4年間で107名の就職者を生んでいます。
これは福祉的就労ではなく、一般就労なんです!
ミラソルでは、身体、知的、精神に障がいを持つ方々へ、職業訓練から就職後まで一貫したサポート体制を構築されており、障がい程度に合わせ、能力が最大に発揮される訓練プログラムと専門スタッフが有機的に機能しています。
このような内容は同様の事業所で珍しくはありませんが、ミラソルがずば抜けた実績を上げられているのは、受け入れ先となる企業への積極的な営業活動と企業側の負担を軽減するための補助制度とのマッチングをセットで行っている点だと思いました。
障がい者の法定雇用が定められている企業であっても、障がい者の特性や状態の把握と変化する法制度や助成事業を的確に捉え、活用するにはかなりの専門性を要します。
企業側では補えない専門性と経済的負担を助成事業によりサポートしていくことにより、障がい者の自立や地域で生活し続ける可能性を大きくしています。
これまさに“ノーマライゼーション”への取り組みです。
“ミラソルモデル”とまで取り組みを全国に発信するため、関連事業所を一堂に会した全国大会の開催地を選考していると聞きました。
「是非、宮崎で!」
固く握手を交わしたときに、宿題をいただきました。
「現場は、猫の目のように変わる法制度の改正に振り回されています。
制度拡充はもちろんですが、予算ありきで事業が打ち切られないように力を貸してください!」
今後の法改正が、法改悪とならないよう、現場とのパイプ役をしっかりと果たして行きます!