奇跡への絆

図師ひろき

結果を出す

2011年03月04日 23時11分37秒 | Weblog


 運送業者との意見交換をさせていただきました。

 「口蹄疫の時はなんとかしのいだが、鳥インフルと火山灰被害でもう限界だ・・・」

 「野菜、鶏、卵が動かんことには、仕事がない・・・トラックを売らんといかん・・・」

 「俺達には補償がない・・・」

 トラックを売るということは、雇用が守れないこと、もしくは廃業を意味します。

 「これで燃料が高騰すれば、とどめを刺される・・・」

 県が実施している被災対策事業やセーフティネット貸付などの説明をさせてもらいましたが

 「景気回復の見込みもなのに借り入れ、借り入ればっかりできるか!せめてものつなぎ資金を申請しても、審査が厳しくて蹴られてばっかりやが!!」

 絞り出される声からは、行き場のない怒りと悲壮感が痛いほど伝わってきました。

 県は、中小企業金融円滑化を図るため、中小企業融資制度貸付金や中小企業等経営強化支援事業など支援策を打ち出しているものの、その効果は薄いと言わざるを得ません。

 そして畜産業者と他産業者との不公平感が増大していることも明らかです。

 口蹄疫被害以降、全国から多額の義援金をいただきました。

 その善意は、畜産関係者に直接分配されるなどしましたが、基金として積み立てし、今後運用される部分もあります。

 私はこの基金を柔軟に運用すべきと考えます。

 もちろん畜産業復興のために集められた善意でありますので、その運用については公明な説明と情報開示は必要でありますが、中小企業や商店街へのさらなる積極的支援策として充当していくことも重要なことです。 

 今、定例議会真っ只中であり、待ったなしの地域生活の苦境を踏まえ、声を届けます!

 いや、届けるだけではなく、雇用そして命を守るため結果を出します!