奇跡への絆

図師ひろき

雑感105

2011年03月17日 23時43分25秒 | Weblog



 東京都の人口約1200万人。


 宮崎から航空機で約90分。


 中国上海市の人口約1800万人。


 宮崎から航空機で約90分。


 近年の中国経済高度成長は、周知の通りです。


 宮崎県においても県産品の市場開拓と観光客誘致対策を東南アジアに拡大する取り組みを着々と進めています。


 私も以前、上海の政務調査に出向き、激変する都市化、それに伴う市民の圧倒されるほどの購買意欲に満ちた市場を目の当たりにして、中国の勢いを肌で感じてきました。


 その調査をもとにした政策提案の成果もあって、県には“東南アジア戦略会議”が設置され、計画的取り組みが展開されているとともに、県産品製造業者と中国関連商社とのマッチング事業を開催するなど、新たな商機を拓く仕掛けを行っています。


 中国進出の際、よく取り上げられるのが“チャイナリスク”と言われる中国特有の商い習慣と貿易手続きの不安定さがあります。


 このリスクを軽減するには、信頼のおける人脈の確保が何よりです。


 上海市には、宮崎県事務所と県人会があります。


 宮崎出身者と宮崎関連企業で構成されている県人会の会員数は100名を超え、3ヶ月に1度定例会が開催されています。 


 上海という競争激化地域での連帯意識は強く、ふるさと宮崎を想う熱い気持ちを聞かせていただいたことをよく覚えています。 


 宮崎復興を成し遂げるには、今までと同じ取り組みをしていたのでは追いつきません。


 前例なき取り組み、そして未開拓地に踏み込む勇気を持って、県産品販路拡大に挑み続けます。