ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

真・行・草

2014-01-08 20:21:35 | 趣味


私が娘だったころ、日本の伝統文化である茶道華道は花嫁修業のひとつだった。
作法やら行儀やら伝統やら儀礼やら、そんな辛気臭いもん大嫌い、封建的なもんは断固反対で、母は母方の祖母から「〇子のしつけができていない」とよく言われていた。
そんなもんどこ吹く風~
学生運動には走らなかったが、体制派の成人式も出なかったし、もちろん振袖も作らなかった。
すぐに軟弱になって、大学卒業時の謝恩会にはちゃっかり振袖あつらえたけど。

以来、茶道にも華道にも書道にも全く縁がなかったが、中年になってから首をつっこむことになり、いろいろ知識が増えてくるのも楽しみになってしまった。
改めて、日本の和の美を学んでみよう!ってヤツね。
一昨日訪れた桂離宮にもいろいろ隠し技が。
左上=真の敷石(きっちりと人工的に加工した石を使っている)
右上=行の敷石(半分加工した四角い石で半分は自然石を並べてある。
左=草の敷石(自然石のまま自由に組んである)
書の場合は、左から真(楷書)、行書、草書、である。一応自筆。
茶の湯ではご挨拶の形で、真の礼は両手のひらまできちんとついて深くお辞儀、行は半分お辞儀、草は指先だけついて軽くお辞儀である。