ひらりん気まま日記

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読んだ本『あい永遠に在り』

2014-01-11 20:54:15 | Book&Art&TV

下田のなまこ壁

「あい 永遠に在り」高田郁
みをつくしシリーズの作家の本なので読んでみた。
スラスラ読めてしまって、12月に読んだし、内容ももはや薄まってしまった。
幕末から明治へ、実在の医師関寛斎の妻あいを主人公にした小説。
千葉、銚子、徳島、北海道と舞台が移っていく。
・生れ落ちて死ぬるまで、ただひたすらに一本の道を歩くようなもの、どれほど帰りたい場所があろうとも、後戻りはできぬ。
清貧の人、関寛斎は弱者に優しく、その分、家族は厳しい生活を強いられる。
生活が安定したあと、さらに地位も名誉も捨てて、72歳で北海道開拓に身を投じる。
いくら尊敬に値する人物といえども、妻や子にしたら、迷惑やろうなと思うのは現代人だからね。
ひたすら夫を愛し支え、子どもも12人産んだあいは本当に偉い。