
真ん中の仏像は北河内唯一の国宝!(獅子窟寺の薬師如来坐像)国宝なんてあったんや(笑)
父が案内葉書を送ってくれた寝屋川市アルカスホールの版画展(終了)、5/4実家に行くついでに寄ってきた。
戸田晋さんは私のまた従姉のご主人で、昔から版画年賀状を父宛に送ってくださっていて私も見るのが楽しみだった。
中学生のころに作られた木版画の年賀状も会場に置いてあり、私だって小学校4年からゴム版で年賀状作ってたし、木版年賀状もいくつか作ったことあるけど、この違いは…(笑)
絵を描くことさえめんどいので、写真でパシャッと撮って満足の今の私には、とてもとても版画などできない。
原画を描く、色分けする(15~20色?)、色分け分を彫る、何枚も重ね刷りする。
会社勤め中は年に1枚くらいしか作れなかったが、退職後は精力的に取り組み、ものすごい精密なものになっている。
下の2枚は絵葉書(版画のコピー)になったものを買ってスキャン。
うちの近くの樟葉交野天神社

習作で作られた葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の忠実に彫られて刷られた模作が目を見張った。

彫るのと刷るのとどちらが楽しいですか?とお尋ねしたら、「楽しいのはどっちも楽しいけれど、刷る方がとても難しい」とおっしゃってました。
絵の具の乗せる分量、紙の状態、力の入れ具合で出来上がりが左右されるとのこと。
名高い浮世絵も彫師に摺師という江戸の職人が居ればこそなのだ。