7/18 白馬大池はすぐそこ。
山荘前の小雪渓を歩く。踏み跡のほかは、ずくずくぼこぼこになっている。
白馬大池山荘と白馬大池。
出発から4時間。まだ10時だけど、ここで、朝に、山小屋で買ったパン弁当2セットを4人で分けて食べた。
ソーセージの好きなろみ玉くん。
なんで2セット?お弁当は重いし、栂池で昼食食べるつもりだし。行動食やお菓子もいろいろ持ってきているし。
白馬大池の北岸を歩いていく。
写真を撮ってないが、ここから乗鞍岳までの登りの道は巨岩の上をホイホイスイスイピョンピョンと飛び石のような登山道が延々と続き、足を乗せる岩とにらめっこしながら登っていく。
ようやく平らな稜線に出て、乗鞍岳(2436m)山頂。ハイマツの花。
ハイマツ地帯が続く。この辺りだっっけ、ニヤケ氏の持っていた上等のストックポールの片方が突然ぽきっと折れて、彼は頬を擦りむき、膝を強打した。
私の安もんのストックはわりと頑丈である。
急坂の雪渓を下る。アイゼンを付けるのが面倒なので、トレッキングシューズのエッジを立てて、ロープも持って横向きに一歩ずつ慎重に。
葉色がまだ新緑のように明るい登山道を下っても下っても…
Mちゃんが雪渓の下りに難儀していた。
少し開けた湿原の天狗原は木道が敷かれている。
これだけ下りてきても、まだ、ある。雪渓。
やっと、栂池自然園(1850m)の建物が見えた。ハーッ!
栂池自然園から10分、栂池パノラマウェイのロープウェイ乗り場が見えてきた。
14:00に到着。7時間45分の行程が終わった。
ともかくもケガもなく、お天気に恵まれて、無事に下りてきてやれやれ。
元気なMちゃんがひとっ走り切符を買いに。
ロープウェイとゴンドラを乗り継いでイッキに1000m下りて、下界へ。楽ちん。
お風呂なしの山小屋2泊だったので、昼食より、とにかく、お風呂に入りたい。
ゴンドラを降りたすぐ横の栂の湯に飛び込んだ。
例によって、4人中いちばん先に上がったのは私で、貴重品ロッカーを開けたのも私で、奥のほうに置いていたN氏の腕時計を出し忘れ、もうちょっとで、あわや、紛失してしまうところだった。すみません。
髪の毛を乾かすヒマも化粧する時間もなく、連休で満員のバスに乗り込んで、白馬駅で解散した。
帰りの大糸線の普通列車は登山客がほとんどで、ときおり一眼レフを手に取っていた向かいの座席の30代前半の女性も、近くに居た40代後半の美人女性も、私のザックの2倍はあろうかというドでかいザックを置いていた。
あんなん担いで、きっと3泊も4泊も縦走してはったんやろね。
やっぱり、それほどに、山は魅力あるってことなんやろし。
おまけ1 ←クリックすると大きな写真 チングルマと白馬三山
おまけ2 ←クリックすると大きな写真 登って来た白馬大雪渓が見えた。
台風が近づいているせいで白馬三山も常念岳も見えない。
レベルは落としても、また、登ってみたいなぁという気持ちを残しながら、日が暮れていく安曇野をコトコトと列車は走っていくのだった。(完)