kissデジN EF70-300mmIS
ヤブカンゾウ群生地から、また少し自転車を走らしながら、辺りをきょろきょろ。
軽い近視のくせして、花となると、遠目が効く。
どんな小さな花でも草色以外の色があれば目に留まる。
ウン?あのピンクの色は?!
もしかして「カワラナデシコ」
河原の砂礫地など日当たりのいい場所に生えるけど、よくもまあ、こんなところに咲いてるもんだ。
ま、護岸コンクリの階段でも石には違いないか。
どこに咲いていても、清楚で可憐で優雅、そしてたくましい?
これぞ大和なでしこ。万葉の時代からの咲き続ける花である。
「我がやどの なでしこの花 盛りなり 手折りて一目 見せむ児もがな」
大友家持
(…なでしこの花を見せてやれるような女の子がいたらよいのになぁ)
ブログで見せびらかしできる私はシアワセだ。
昨日のヤブカンゾウ(藪萱草=忘れ草)も万葉集にある。
「忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古(ふ)りにし里を 忘れむがため」
大伴旅人
(大宰府長官であった旅人が故郷の明日香を忘れられず、忘れ草を身につければ、忘れられるだろうか…と)
ド派手なオレンジ色のヤブカンゾウ、花やつぼみを食べられるそうだ。
おひたし、マヨネーズ和え、天ぷらにできるらしい。
堤防の花なら無農薬かな?