
kissデジN EF70-300mmIS
クチナシの実は栗きんとんの色づけや、布を黄色に染めたりするのに使う。
実をつぶすと濃い黄汁が出る。
たいして興がのらない本は睡眠導入剤にもってこいであるが、うっかりハマってしまう本は睡眠妨害剤となる。
図書館の返却期限にせかされるように、400ページもの分厚い本をほぼ4日で読みきった。
就寝前に寝床で読むと、本を閉じたあとも、なんだか頭がカッカして、1時間も2時間も寝付けなくなってしまう。
昔、お誕生日の新聞プレゼントというのがあった。
生まれた日の新聞の一面をコピーしたのをもらえる。
私の生まれた日の新聞記事は大きなニュースが載った日で、主な記事だけが載っている朝日新聞縮小版にもあった。
実際の出来事は前日だけど、新聞に載るのは翌日だからね。
いったい、なんのニュースかというと、「マッカーサー元帥解任」
「白洲次郎 占領を背負った男」の書評を見るまでは白洲次郎なんてまるで知らんかったけど(奥さんの白洲正子は何となく知ってた)吉田茂の側近、通産省創設、東北電力会長など、功績が山ほどあるのに、教科書に載るような名前としては残らなかった。
単に私が無知なだけかもしれないが。
本には昔の政治家の名前がいっぱい出てくるが、その孫たちが今の日本の政治の中枢にいるわけで、粒の小さいことといったら…
麻生外相が吉田茂の孫なんだ。と、今頃改めてへーっ!
器がぜんぜんちゃうやんか。
これ読んだら、日本国憲法の由来や吉田茂の伝記でも読みたくなってきた。
久々の硬派読み物であった。
今夜は日本の歴史に妨げられることなく熟睡しようっと。