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ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「母の待つ里」

2024-08-29 16:11:00 | Book
後ろ姿が中井貴一だ(笑)
 
台風10号がやってくる。
午前中は、裏の軒下の園芸ラックの整理して、不用品をゴミに。
暴風対策もしっかりやったのに、たぶん、こっちに来る頃には風は大丈夫そうな。
でも、全国的に雨は続くし、これ以上の被害は出ませんように。
クーラー無しで涼しいし、本読みは快調。
図書館で借りてからよく見たら、これ、テレビドラマ化されるのね。
いや、面白かったです。おすすめ。
古いテレビなのでBS4Kでは見られなかったけど、9月21日〜BS1で再放映されます。
ストーリー設定はなんか、星新一のショートショートみたく不思議な感じがして、内容は昭和の人情話みたいな。
おかしくも泣ける浅田次郎の真骨頂。
サラサラと読めるのにぐいっと心に残る浅田次郎はやっぱり良き良き。
独身で大企業の社長まで上り詰めた男(中井貴一◎)、認知症の母を亡くして悔恨の残る女医(松嶋菜々子⚪︎)退職後突然妻に離婚突きつけられて呆然のサラリーマン(佐々木蔵之介△ちょっとイメージが?)
架空のふるさとの母(宮本信子◎)に会いにいく。
さて、原作とドラマとどっちが面白いだろうか。楽しみ。
ドラマを見たらわざわざ原作を読もうとは思わないかもしれないので、早めにお読みください。

読んだ本「六つの村を越えて髭をなびかせる者」

2024-08-27 14:54:00 | Book


8/12にドサッと並べた図書館本6冊、本日8/27に全て読了しました。
外れがなかったのが良き良き。
特に中身を吟味して借りたわけでもないのに、場所や地名がリンクしていたのが面白い。
今回はこの前の「ともぐい」と同じ蝦夷(北海道)が舞台です。
最上徳内、蝦夷と呼ばれていた幕末の探検家くらいの知識しかなかったので、こうやって小説になるとワクワク読めた。
未開の蝦夷でアイヌ人を友としてアイヌ語を習得、厳しい自然を顧みず、クナシリやカラフトまで踏破、時の幕府に罪人として牢に押し込められ、不運や不遇を乗り越えて、晩年はシーボルトの良き友となる。
昔読んだ四千万歩の男(井上ひさし)も面白かったし。
実話に基づく地理もの、探検ものは好きです。

読んだ本「ともぐい」

2024-08-23 13:41:00 | Book


2022年下半期の直木賞受賞作。
こんな力強い硬派な作品、女性が書いてるのね。
明治期、北海道の山奥で孤独に暮らす凄腕猟師の熊爪の物語。
獲物は町に下りて商家の主に買ってもらい、最低限必要なものを手に入れて、再び厳しい山中で犬と暮らす。
熊との死闘を含め生々しく凄まじい場面が出てくる。
動物の解体場面を知らなきゃ書けないわな。
時代に乗り遅れて事業に失敗、傾いていく店に居た盲目の陽子を連れ出して、2年ほど山で生活するが…
獣ってなんかすごい臭そう。
想像するだけでゲンナリしてくる小説ではあります。
同じときの直木賞の万城目学の御所グラウンドのほうがうんと爽やかだ。

読んだ本「砂嵐に星屑」

2024-08-22 15:28:00 | Book

猛暑再来。その後、台風来襲の気配。やる気無し。水彩教室から持ち帰った水入れが見当たらん。失せ物はさらに気力を削ぐ。

本はたいがいは新聞広告を見て予約している。
別に中身で選んだわけでもないけど、これも「中之島」「北浜」など馴染みのある地名が出てくる地元ネタの小説だった。
「春」「夏」「秋」「冬」をテーマに、大阪のテレビ局で働く20代から50代までの4人のそれぞれの仕事や恋愛絡みの連作短編になっている。
読みやすく面白かったけど、なんも覚えてないなぁ。
テレビ局あるあるみたいな話は興味深く、ドラマになったらウケルだろうなと。

そういえば大阪最後の一等地「うめきた」エリアはどうなってるのかな。
大きな都市公園ができるのは楽しみ。
迷うのが怖くてしばらく梅田大阪駅界隈には出向いていないけど、9月に一部分オープンするそうです。

読み終えてから気づいたけど、作者の一穂ミチはこの前、「ツミデミック」で直木賞受賞してますね。

読んだ本「八月の御所グラウンド」

2024-08-15 16:23:00 | Book


贅沢な夏休み読書が続きます。
万城目学は昔「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」を読んで面白かった。
私が読んでええなと思う本の決め手は
・文章が端正で読みやすいこと
・ストーリーが面白いこと
「八月の…」は2篇、都大路を駆け抜ける高校女子駅伝の話も、御所グラウンドでの野球の試合の物語も、京都という町のあり様ならではの展開は、ファンタジーはイマイチな私でも幻惑のように心にストンと落ちてくる。
大学の友だちの多聞くんから「たまひで杯」という不可思議な野球試合に駆り出された朽木くん、当日人数不足で不戦敗になるところを、どこからともなく現れた3人の助っ人。
1人はかの沢村投手に何となく似ている。
彼らは本当に黄泉の国からやって来たんだろうか?
何より、出町柳とか新京極とか、馴染みの場所が出てくるし、最後の場面で2人が五山送り火の大文字を見る建勲神社の高台は3年前?ウォーキングイベントで行ったことあるもんね。
明日は五山送り火、幾多の魂が彼の地へ戻って行く日です。
お盆にふさわしい読み物でした。
さ、お仏壇のお膳、あと1回作らねば。
お供えはおとといは素麺で済ませ、お膳は昨日と今日の2回だけという不精もんですが、許されてください。

読んだ本「ゆうびんの父」

2024-08-14 22:28:00 | Book


2日間で読了。
1円切手(郵便事業を創設したお偉い方がたった1円、でも、ずっと変わらず誰にも追い越せない値なのね)
幕末から明治へ、歴史上最大にして最短な混沌期を歴史上最多の有名人と共に生きた前島密。
越後の百姓の出、貧しい母子家庭で育ち、越後から江戸、長崎、函館、静岡と人脈を駆使して住むところも関心も興味も役職も次から次へと変えながら、ようやくやりたかったことを見つけて郵便事業を起こす。
幕末から明治へ、マルチ人間のほうが生き残れるのね。
事業開始1871年、手紙は東京と京都間を72時間、大阪まで78時間で配達すると布告(鉄道もまだ走ってないのに)
今日、休日を挟んだらこれより長く掛かったりしてるのが何とも皮肉ではある。
京都で新撰組の近藤勇と遭遇するのはフィクションとしても、あまたの時代の寵児(大隈重信、伊藤博文、勝海舟、五代友厚、渋沢栄一)らと親交(どこまで事実か知らんけど)していくので面白くないはずがない。
「ゆうびんの父」タイトルがひらがなになっている訳もわかる。
ゆうびん、と声に出すとほんとに優しげな響きがするのね。
手紙を書きたくなります、なわけはなく、昔はあんなにたくさん手紙を書いたのに…と過去に思いが流れていく。
10月から手紙は110円切手になる。
その割には配達期間はどんどん長くなり、世の中の伝達は瞬時にできるようになったが、ポスト📮や手紙📩切手はなくならないでほしい。

読んだ本「爆弾」

2024-08-12 23:58:00 | Book

本日も36度突破。
図書館に予約しておいた本がいきなりまとまってドサっと来た。
貸出期間は2週間、このうち読めずにそのまま返却になるのはどれだ?
2、3日前から読み始めた「爆弾」をやっとこさ読み終えた。

取り調べの刑事相手にのらりくらりと心理線を挑んでくる連続爆弾の容疑者。
何人もの刑事が出てきて覚えられないし、饒舌過ぎる会話に四苦八苦。
真犯人は誰だ?ストーリーは読み応えはあります。
昨日来た中2孫が「わたしもこれ読んだよ」と言ってたけど、あの小さかった子がこんな小説読むようになったのね。
次はもうちょっと肩の凝らない本を読みたい。
そして、孫にはこの本よりははるかに読みやすい「成瀬は天下を取りにいく」をあげました。

読んだ本「糸車」

2024-08-09 13:37:00 | Book

宇江佐真理の髪結い伊佐次シリーズがお気に入りだったので、他の時代小説も読もうかなと。
松前藩家老の夫を疑惑の死で亡くし、15才の息子はそのときに出奔。
息子を探すために江戸で小間物行商を始めたお絹、町同心や茶屋の友だちに助けられてようやく探し当てた息子は…
語り口は滑らかで文章もこなれて読みやすい。
けど、ストーリーがね、不良がふつうに良い人だったり、親の仇で出たのに藩士に収まったり、なんでそうなる?みたいなところがあり、ああ面白かった!で終わらない。
ラストもハッピーエンドとはいい難いし。

読んだ本「星を編む」

2024-08-04 12:39:00 | Book


クーラー嫌いな私でも、流石に午前中の数時間以外は点けっぱなし。
午後のにわか雨に期待するのみ。
テレビの音も夫の生活音もうるさいので、リビングと自室の和室に分かれて2台稼働。
ま、就寝時は1つで済んでるけど。

凪良ゆう「汝、星のごとく」の番外編と続編です。
って、前作の内容もすっかり抜け落ちていて、ネットであらすじを読んで、概略(暁海と櫂のラブストーリー)をつかんでから、1日で読み終えた。
「汝、星のごとく」も瀬戸内の島、今治、東京と場面展開があるのでテレビドラマより映画向きかな。

続編は編集者二人の出版業界の話がとても面白かった。
今作だけ読んでも十分に満足できる。
作家は編集者と二人三脚。超高齢になっても本を出せるのはきっと編集者がものすごい赤ペン入れてるんだと思う。

大好きだった櫂を亡くして、暁海は瀬戸内の島に戻り、契約夫婦みたいな北原先生との暮らしを再開する。
どんなに愛していても、それを失くしても残されたものは生き続けていかないといけない。
自分は自分、他人は他人と強くないと島暮らしもままならない。
血の繋がらない「結」(生まれのいきさつも)の成長、櫂の漫画の復刊や小説の発売、離婚した両親のその後など、まあ、盛りだくさんな内容です。
ネットの中傷について、
「小さな矢でも千本射れば相手は血まみれになる、が、射かけた相手は忘れている、正義を行ったと信じている」
事故、事件、災害、犯罪が起こるたびにネット民は賢しくキツく意見を述べたてる、言ったことに自己満足して、そして忘れる。

私見→「国民の税金を使って…」言い立てる人は税金も収めてないようなフリーターちゃう?
ほとんど人はネットニュース読んでもコメント書き込む暇なんてないんでは?
と思いつつ、ネットニュースやコメントをチラチラ読んでしまうわたくし。

読んだ本「婿どの相逢席」

2024-08-03 13:05:00 | Book


直木賞受賞作家西條奈加の時代小説。
商家の四男坊が跡継ぎのお千瀬に望まれて仕出し屋「逢見屋」に婿に入る。
代々女将が全ての商いを仕切る慣いがあり、お飾りの婿は暇を持て余すが、頼りなくも優しい鈴之助は失われた家族の間を取り持つことになり…
これといった大きな波乱もなく、わりと淡々と話は進むが、結末は大円団、ハッピーエンドで終わって、うるっときて、すっきり気持ちがいい。
季節の仕出し弁当のお料理やお菓子も美味しそう。