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ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本

2025-02-26 13:21:00 | Book

江戸の暮らし図鑑や読本などもいくつか読んだけど、ドラマ「べらぼう」絡みで改めておさらいです。
ここに載っていた(ネット記事か?)明治初期のイギリス女性イザベラバードの日本紀行本、中途で放り出してるので、また、読んでみようかな。(簡約文庫本があるみたい)

イギリス大好き、まあまあ詳しいほうだと思うけど、改めて読んでみた。
イギリスツアーに行った時の添乗員さんが手作り資料やら配って熱心に解説してくれたのも懐かしい。
ヘンリー八世の6人の妻とか。
NHKドラマの「ダウントンアビー」とか。

読んだ本「気の毒ばたらき」他

2025-02-22 12:57:00 | Book

宮部みゆき「きたきたシリーズ」第3弾。
文庫屋兼岡っ引見習いの北一と謎の釜焚き喜多次の捕物帳。
分厚い本は寝床で読むに疲れるし、長過ぎる話は筋書きを忘れてしまう。
高齢者に推理小説はホントしんどい😓
だいぶ前に読んだ「さいわい住むと人のいう」
これこそ、内容すっぱり忘れていて、ネットあらすじでおさらい。
サラサラと読めてほっくり。
老姉妹が暮らす大きな家、気難しそうな姉、ニコニコ穏やかな妹、若かりし頃の姉妹の人生、それに関わった人たちとの交錯、助けられた人、助けた人。
料理上手な妹さんが作る稲荷寿司が繋いでいる。


読んだ本「赤と青のガウン」

2025-02-02 15:18:00 | Book

三笠宮彬子女王殿下のオックスフォード大学留学記。
日本では堅苦しい生活を送らねばならない皇室の方も外国留学ではかなり自由なのね。
書かれたのは20年以上も前なのに、SNSでブレイクして昨年文庫本で再発行された。
イギリスで博士号まで取って、それだけでもすごい努力(気の遠くなるような学術勉強を英語で)の人だと思うけど、このエッセイ風の留学記の文章がお上手なこと。
エッセイスト賞もらえるくらいのレベルで、20年経っても文章が古びてない。
これは誰か優秀な編集者がつきっきりでフォローしたのかなぁと勘ぐってしまう。
研究中の大英博物館では、火災で失われた法隆寺金堂壁画の詳細なコロナタイプ印刷物も発見された。
これを作成したのが京都の御所近くの便利堂という会社で、ギャラリーもあるので、また、覗いてみたい。
現在女子ばかりの三笠宮家はゴタゴタが続き、母君と娘姉妹も断絶状態、庶民のお家騒動のようになっています。
類まれな文才と円満家庭は別物なのね。

読んだ本「今日のさんぽんた」

2024-12-19 10:19:00 | Book


コミックです。
ストーリーは大学生のりえ子と飼い犬ポン太のお散歩だけ。
一人と一匹の呟き(もちろん一方的な声掛けでお互いには聞こえてないし通じてない)関西弁のりえ子のボケと、ポン太の冷静なツッコミがとぼけてほのぼの、とんでもなく面白い。

ぽんたがやってきたときから、ポン太の歳の「9歳9月狛犬」とサブタイトルが付いて過去現在がランダムに入れ替わるショートストーリー。

神社の狛犬を見て「あれ、犬らしいで、一応。そうは見えんけどな、私には」「犬的にはどうなん?」
『どうもこうもないだろ』
「無視かい。怖いんかい」…「あれはあいつらの縄張りなんや」「顔いかついし、ポン太もビビるわ」
『勝手に決めるな』

コミック1と2は2日で完読、明日、続きを借りてこなくては。

読んだ本「俺たちの箱根駅伝」「パラソルでパラシュート」

2024-12-14 17:03:00 | Book


関西からみるとお正月の箱根駅伝って何がそんなに面白いのん?(個人的見解です)と、大学名もあまり馴染みがないし。
池井戸潤のハヤブサ消防団はつまらなかったけど、「俺たちの箱根駅伝」は上下巻一気読みできた。
前年10位までのシード校と、予選を勝ち抜いた10校に、更に1チーム関東学生連合が加わって21チームが箱根まで往復を熾烈な戦いを繰り広げる。
連合チームは予選敗退の大学から成績優秀者が1人ずつ選ばれた寄せ集めの混合チーム。いかにして本番を走り抜くか、生放送担当のテレビ局の様相を織り交ぜた小説である。
学生連合チームはオープン参加なので、正式な記録には残らず、順位も参考程度の扱いで、たいていは毎年最下位辺りの成績でしかない。
ところが、抜擢された甲斐監督と部員は、短期合宿の末…
学生たちの名前が覚えられなくて、読み進むのに行きつ戻りつ、名アナウンサーの実況に思わずホロっとしてしまう。
ドキュメンタリー風に展開していくストーリーにドキドキワクワク。
ドラマになったら面白そう。
お正月は箱根駅伝をチラ見してみようか。

契約社員で淀屋橋の会社の受付嬢をする美雨、もうすぐ30歳
たまたま行ったライブで知り合った芸人の亨が住むシェアハウスに転がり込むことになり、お笑いの世界を見ることになった。

「幻やから夢を見放題で、その俺の勝手な夢を壊さんように、あいつは十年もコントを作り続けてくれてん」

美雨が惹かれている亨と相方の弓彦が呟く言葉↑

幻や夢があれば、それだけで人生が華やぎます。

馴染みの大阪の地名がたくさん出てくるので、一穂ミチ、好きです。


読んだ本「この棋士に会いたい」「ツバキの恋文」「姥玉みっつ」

2024-11-23 16:16:21 | Book

猛暑の夏はひたすら家にこもって読書三昧だったが、10月になっておでかけ気候になると、とたんに本が読めなくなった。時間あっても根気も眼力も減退。
図書館で予約しても、読み切れずにそのまま返却が続いている。

週刊文春連載の阿川佐和子「この人に会いたい」の中で、棋士との対談だけ集めて再掲載したのが、↑
有名な棋士(羽生善治、渡辺明、谷川浩司、森内俊之、佐藤康光、佐藤天彦、先崎学、杉本昌隆、瀬川晶司、米長邦雄)のお面白話が、新しい対談から古いのに、時系列に遡っていく。

最近は文春も読んでないけど、藤井聡太名人はまだ対談に出てないの。

鎌倉で代書と文具店を開いているポッポちゃんの話、その3
ミツロー(夫)さん連れ子のQPちゃん、自身の年子の子どもたちも大きくなってツバキ文具店代書屋を再開する。

友だちが姑さんへ送るお願い文、余命いくばくもない主婦の嫁ぐ娘への手紙、ドッグフード販促のお知らせ文、気難しい新しい隣人へのお誘い、いろいろな手紙を思案しながら手書きで書く。
そして、仙台の祖母の恋文が見つかってそれが縁で八丈島へ。

手書き手紙の図が載っているのがミソです。

読み終わってから、小川糸の「ツバキ文具店」は読んだけど、そういえば、その2の「キラキラ共和国」読んでないけど、まあ、いいや。
と思っていて、自分ブログ調べたら、ちゃんと読んでるやん。

「すらすらと読めるけど、案外忘れてしまいそうで、テレビドラマ向きかも。しかし、タイトルがしっくりこない。続ツバキ文具店のほうがいい」
などと書いてあるので、我ながら当たってる!

西條奈加の本も面白かったり、もう一つだったりするけど、これは、わりと良かった。
長屋に逃れてきた幼い娘(聞こえるけど声が出ない)を婆たち3人が孫のように面倒見て、そして、別れがやってくる。
結果が早急というかあっけないというか。


読んだ本「こまどりたちが歌うなら」

2024-10-02 19:32:00 | Book


とっくにブログアップしていたと思っていたら、まだ、下書きメモに残っていた(読んだ時期は9月初め?)

特に沿線や地元が出てくる本を選んだわけではないのに、またまた、ヒットした。
和菓子会社吉成製菓に親類コネ入社した小松茉子、パワハラみたいな上司や頼りない3代目社長、仕事はできるがつっけんどんなパート同僚に囲まれて、それでも前の職場の後悔はしないと、見て見ぬ振りはしないと周囲の状況をつぶさに観察
同僚には「物事そんなに見過ぎると疲れる」と言われても、諦めず、勤務時間や有給休暇のことなど、積極的に業務改善を提案する。
京阪電車の大きな駅にはスイートボックスという週代わりのお店が出る。
たぶんこれがモデルの駅出店の話や、母親とモノレールに乗って行くショッピングセンターはAEON大日だし、噴水の周りに石畳のある公園は鶴見緑地なのよね、きっと。
そして、2人のデートの場所、月に1回開かれる手づくり市は、お寺の境内ではないけど枚方宿の「五六市」かな。と想像をめぐらす。

【「大丈夫?」と尋ねたら「大丈夫」と答えるしかない。
大丈夫でなかったら、ちゃんと言わなければいけない。】抜粋
年取るとどうでもいいやと思うことが増えるけどがんばろう。

なんで未投稿がわかったかというと、友だちに本を紹介するために自分記事や書名を検索しても上がってこない。
絶対書いた覚えあるのに、出てこない。
それで、下書きメモファイルを調べたら残ってたわけで。

読んだ本「鱗や繁盛記」

2024-09-13 13:02:00 | Book

直木賞作家の西條奈加の本も当たり外れ?好みの問題?
1冊は読みきれんと、途中放棄した。
これはすぐに読み切ったけど、ストーリー展開がなんだかなぁ。
田舎から傾いた料理屋の鱗やに奉公に出されたお末、婿の若旦那と共に店を盛り上げていく。
悪人は心底から極悪人なだけで面白みがないし、良い人のはずの若旦那もなんかいびつで共感しにくいし、途中から町人の仇討ち話になって、最後の20ページで、バタバタと都合よく完結してしまうのもあっけない。
ただの繁盛記のまま、ほっこりする内容のほうがいいような気がする。

読んだ本「四十歳、未婚出産」

2024-09-07 13:47:00 | Book


垣谷美雨の本は続けて読むと飽きるけど、久しぶりに読むと面白いのね。
旅行代理店勤務の40歳目前の優子が仕事の下見のカンボジアで、ひょんなことで同行の一回り下の年若いイケメン部下と関係を持ってしまい、よもやの妊娠。
結婚は考えられず、シングルで産むか産まないか。
田舎の母、姉、兄、高校同級生を巻き込んで奮闘、会社の同僚、上司の目をかわしつつ、何とか着地点を見つける。
未婚、出産、離婚、移民、田舎のしがらみ、会社のパワハラなど、あるある話に破綻なく、そんなわけないやろ!という突飛な展開もなく、共感しながらがんばれってエールを送れる明るい小説です。

読んだ本「残照の頂」

2024-09-04 17:22:00 | Book


湊かなえの山女日記の続編
今、朝日新聞小説で湊かなえの「G線上のアリア」を掲載している。
新聞小説はあまり読まないけど、これは毎朝しっかり読んでます。
やたらに枝葉末節が入り組んで、伏線らしきものが多くて、なかなかストーリーが展開しないから少々めんどくさくなってきてるけれど。

山女日記は面白かったし、テレビドラマも見ていたけど、続編の短編4編は、うーん。
湊かなえって饒舌な文章なのだと改めて感じた。
なまじ、登山経験のある者にとっては、いちいち、こんな初心者向け登山解説みたいな文章は要らんよなぁ。
ストックは2本がよいとか、急な岩登りはストックはザックに仕舞うとか。登山用ザックや衣類のこと、行動食。
登ったことのある山、近くまで行った場所(燕岳、立山雄山、五竜岳、大天井岳)がいくつか載っていて、燕岳合戦小屋のスイカ食べたとか、山の行程はそのとおりなんだが、「そんなん、知ってるわ」と傲慢ですが、なんか、山行きをおさらいしました、だけの感想。
ちなみに、滋賀県の武奈ヶ岳のストーリーは出町柳からスタート、和菓子のお店は出町ふたばがモデルっぽいな。

どっちにしても、山仲間も亡くなって、私も年くって、もう、山は登らない、登れない。
思い出だけが宝物。