ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「ゆうびんの父」

2024-08-14 22:28:00 | Book&Art&TV


2日間で読了。
1円切手(郵便事業を創設したお偉い方がたった1円、でも、ずっと変わらず誰にも追い越せない値なのね)
幕末から明治へ、歴史上最大にして最短な混沌期を歴史上最多の有名人と共に生きた前島密。
越後の百姓の出、貧しい母子家庭で育ち、越後から江戸、長崎、函館、静岡と人脈を駆使して住むところも関心も興味も役職も次から次へと変えながら、ようやくやりたかったことを見つけて郵便事業を起こす。
幕末から明治へ、マルチ人間のほうが生き残れるのね。
事業開始1871年、手紙は東京と京都間を72時間、大阪まで78時間で配達すると布告(鉄道もまだ走ってないのに)
今日、休日を挟んだらこれより長く掛かったりしてるのが何とも皮肉ではある。
京都で新撰組の近藤勇と遭遇するのはフィクションとしても、あまたの時代の寵児(大隈重信、伊藤博文、勝海舟、五代友厚、渋沢栄一)らと親交(どこまで事実か知らんけど)していくので面白くないはずがない。
「ゆうびんの父」タイトルがひらがなになっている訳もわかる。
ゆうびん、と声に出すとほんとに優しげな響きがするのね。
手紙を書きたくなります、なわけはなく、昔はあんなにたくさん手紙を書いたのに…と過去に思いが流れていく。
10月から手紙は110円切手になる。
その割には配達期間はどんどん長くなり、世の中の伝達は瞬時にできるようになったが、ポスト📮や手紙📩切手はなくならないでほしい。

2 コメント

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Unknown (keiko(けいこ))
2024-08-18 07:18:14
初めまして!
早速 図書館予約しました。我が区(都内)では10人待ちになってました。
楽しみに待ちます。
素敵なご紹介ありがとうございました😊
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Unknown (hirarin)
2024-08-19 08:23:38
けいこさん
コメントありがとうございます
幕末は歴史紹介みたいな似たような小説が多いような気がしますが、前島密の人となり、郵便のこともわかってとても面白かったです。
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