今年のNKHの大河ドラマは『篤姫』で、時代背景が幕末で『大奥』が舞台ということで、注目度も高く、実際に、面白く感じます。
時代ものでも、幕末は多くの人の関心のある時代だと思われます。
その時代の大きな歴史のうねりと、その時代の個々の事件の時系列と、他の事件とのリンクを理解したう上で、『篤姫』を見ると、物語の面白さがよりいっそう深く理解できます。
現時点では、歴史的事件としては、井伊直弼による『安政の大獄』がドラマでは描かれています。
時系列的には、そのあとには、『桜田門外の変』が起こるわけです。
今年の大河ドラマは幕末ものですが、再来年の2010年の大河ドラマも幕末もので、全国の多くの方が待ち望んでいた、『龍馬伝』です。
2年後には、『功名が辻』に続いて、また、高知が注目されるわけです。
昨年の高知県の観光客数が落ち込んでいますが、2年後には、また、観光客が増えることと思います。
『龍馬伝』では、安芸市出身の岩崎弥太郎が注目されるようです。
ということは、安芸市の観光客が増えるということです。『龍馬伝』の放映で安芸市が注目を浴びて、観光客が増加することを見越して、安芸市では、『商い甲子園』を今年から開催しています。
龍馬といえば、『竜馬がゆく』が世に出てから、一般に、全国的に龍馬の人気が高まってきたのだと思われます。
龍馬を理解するためには、とりあえず、『竜馬がゆく』は読むべきだろうと、以前から思っていたのですが、なかなかきっかけがなくて、読んでいなかったのですが、2010年の大河ドラマが『竜馬伝』ということで、『竜馬がゆく』はこの機会に読むことにしました。
文庫本で、八巻あります。読みきるには、数ヶ月はかかりそうです。
この『竜馬がゆく』はあくまで、小説ですから、実際の史実とはどこまで一致しているかのは分からないのですが、龍馬ファンなら、ある意味、『竜馬がゆく』は、必読の書でしょう。
龍馬をはじめとして、幕末に活躍した、土佐の人物は何人かいるのですが、彼らが何をしたのかという基礎的な知識は、観光産業の関係者は、持っているべきです。
たとえば、“土佐の四天王”といえば、龍馬・慎太郎・武市半平太(土佐勤王党首領)・吉村虎太郎(天誅組首領)です。
せめて、龍馬・慎太郎が何をした人物であるかということくらいは、基礎的な知識として知っているべきです。
近々、京都に上洛して、慎太郎・龍馬関連の史跡を尋ねます。
伏見区の『寺田屋』から、河原町四条から三条の間にある、慎太郎の寓居跡、慎太郎・龍馬の殺害現場の『近江屋』跡、
河原町蛸薬師から木屋町方面に入ったところにある、『土佐稲荷神社』、『土佐藩邸』跡、
河原町三条一筋目下る東入るの、海援隊の常宿で、龍馬も下宿していた『酢屋』、
ついでに、河原町三条東入るの『池田屋』跡(新撰組関連の史跡)、
三条木屋町上がるの武市半平太と吉村虎太郎の寓居跡、
さらには、御所の北側の、薩長同盟の会談が始まった場所(実際は、ここでは薩長同盟は締結されていない)である薩摩藩邸跡の『同志社大学今出川キャンパス』、
そして、今回の上洛でもっとも注目している場所である、龍馬立会いのもと、薩長同盟が締結された場所である、薩摩藩家老の小松帯刀(こまつたてわき)の別宅があった、桜御所とも呼ばれた、旧近衛邸址地である同志社大学新町キャンパス、
そして、最後に、円山公園の龍馬・慎太郎像を見て、霊山護国寺の龍馬・慎太郎の墓参りをする予定です。
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