故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

はやる気持ち

2016-08-19 17:21:51 | よもやま話

少しばかりの楽しい時間、お盆休みが終わりました。
皆さんは、もう朝早くから畑に出ておられます。
友人が、東京から訪ねてくれました。
地域の人たちとゴルフをやったり飲んだりしました。
地域の方々は、せっかくのお盆休みなのに、
一日付き合ってくださいました。
ありがとうございました。

今日のテーマは、「はやる気持ち」です。
心が進む。せきこむ。あせる。
勇みたつ。
調子に乗る。興に乗る。

私の「はやる:逸やる、早る」は、都都逸の「逸る」です。
つまり、興にのる感じです。
満たされて、一節うなる感じです。
きっと、やることがいっぱいあって、ストレスを感じていたのかもしれないし、
やりこなしたという満足感から来るのかもしれません。
ゆっくり休みました。

心技一体。
リオオリンピックは後半戦です。
金メダルを目指して皆さん頑張ります。
大半の方は、銀メダルでも銅メダルでも皆さん笑顔です。
苦しい練習と期待から来るプレッシャーから解放されるのでしょう。
心技一体が上手くいったから金メダルが獲れた。
その人の目指すところは、もっと高いところにあるのでしょう。
金メダルは、単に通過点。

逸る気持ちは、精神的に疲れがとれる瞬間に訪れるようです。
癒される音楽や言葉に出会ったときも、身体の疲れがほぐされます。
併せて、心も満たされます。
脳波のリズムや心地よい部分が満たされるのでしょう。

やることは、尽きることがありません。
私は、「あれを片づけてこれにかかろう」ではなくて、
なんでもかんでも始めます。
「片付けて」からでは、結局やらないと知っています。
少しずつでもやれることを始めます。
気になるくらいなら、やったほうが良いと思っています。
なんでもやるから、結局行き詰ります。

それから、選択します。
出来ないものは、また今度と諦めます。

早る(あせる)気持ちと逸る(小休止)気持ちの行ったり来たりです。
身体の回復は、遅くなるばかりです。
疲れを覚えるのは早くなるばかりです。
「バランスをとりながら」は、
「あきらめながら」に変わってきているのかもしれません。
それでも良いと思っています。
逸る気持ちを大切にしたいからです。

蝉しぐれ 押されてきたか 虫の声

2016年8月19日
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花火

2016-08-16 07:17:59 | よもやま話

昭島で見た花火です。
思わぬ方向に上がった花火を、
電柱が無ければと思いながら見ました。


札幌、豊平川で見た花火。
笑うと眼が無くなる素敵な女性と一緒でした。
私は、結婚を1か月後に控えていました。

家族と見上げたみなとみらいの花火。
いつものように大勢の家族で動くものですから、やっと間に合いました。
小さな子供達は、大人たちの間のわずかな空間に広がる花を見上げていました。
子どもたちの顔は、花火の光を受けて輝いていました。

ランドマーク42階から見る花火はつまらなかった。
防音ガラスで、音は小さくパスッだけ。
丸いはずの花火は、楕円形で海の上に小さく輪を描いていた。
海上に浮かぶ屋形船の提灯が羨ましかった。

八景島の花火を、向かい側の野島から見た。
真っ暗な野島の松林に花火は上がっていった。
暗闇には大勢の人がいたはずなのに、誰一人しゃべらなかった。

琵琶湖の彦根側から大津付近であがる花火は、湖面で光った。
湖畔の円い石の上に座って、ドイツ人と一緒に見た。
100年以上前から建っている料亭で鮒ずしをつまみに飲んで、
上気した顔に湖面を渡ってくる風が気持ちよかった。

貧しかった失業時代、府中競馬場で行われた花火大会に私達は行けなかった。
わずかな小遣いを子どもたちに渡して、
近所の年かさの子に、上の子達だけ連れて行ってもらった。

ボーデン湖をスイス側からドイツ方面へクルージングをした。
夕焼けから藍色に変わって行く湖面の上に見える
ドイツ側の花火は色がなかった。

日本三大花火の大曲では、花火を見ずに飲んでばかりだった。
友人に、花火は素晴らしかったと聞いた。

花火は、どれも切ないものが多かった。
自分の生活を色濃く反映していました。

今年の花火は、
遠雷のような記憶を楽しむことになるかもしれません。

暗闇に 雨が降るよに 咲く花火

2016年8月16日

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60過ぎの恋

2016-08-15 09:53:30 | よもやま話

はたまた、無謀なテーマ「60過ぎの恋」を選んだものです。
年齢ということで、引っ込み思案になりがちです。
今さら、恋でもありますまい。

仮に、パートナーを病気か何かで失ったことを想定します。
あるいは、家族(父母など)が病気になったりします。
介護で、ますます孤独になっていきます。
順番とは言え、つらいものがあります。
そんな時、心の支えはパートナーであったり、子供だったりします。
子供とて、自分の生活でいっぱいです。
ましてや、遠くにいたりすると絶望的です。

私達の年代は、役割分担してきました。
夫は稼ぎ、妻は家を守る。
どちらかがいなくなると、二人分をやらなければなりません。
自活するには、普段からやっていないとできるものではありません。
料理、洗濯に掃除と下手なりにどうにかできるくらいでないとものになりません。

そんな時、出会いがあればもう一度小さな家族となることもありだと考えます。
しかし、長い年月で培った経験と想いは、変えようとしても簡単にはいかないのです。
40歳を過ぎたら自分の顔には責任を持たなければなりません。
同じように染みついた生き方があります。
若い頃と同じではありません。

似顔絵を描くことがあります。
皆さん、素敵な部分をお持ちです。
良いところを探そうとするから、見えてくるのかもしれません。
どなたも、鏡の中の顔が一番素敵です。
良い顔、元気な顔を一番知っているのは、自分自身です。
その顔が出てくる人とは、なかなか出合えるものではありません。


忘れていた乙女心です。
危うい年頃のときめきです。

それとも、遠い昔のような気持ちでしょうか。
障子を開けると、若々しい新芽が出ているかもしれないと言うのに、
障子を閉ざしたままです。


やはり、勇気が必要です。
私達は生きています。
より良い環境を選びたいと思うのは誰しも同じです。
「60過ぎの恋」とは、新しい人とだけではありません。
目の前にいる、遠慮なく放屁をする妻かもしれません。
今さらなのです。
だけど、さらに楽しい生活があるとしたら、もう一度恋をしても良いでしょう。
片想いでも良いでしょう。心ときめくことがあっても良いと思います。

たくさんの似顔絵を描く時、いろんな出会いがあります。
この人は、今でも楽しく生きているなと思うことが大半です。
私は、できるだけ笑顔を描きたいと思っています。
その方が思いつく最高の笑顔を描いてみたい。
それは、小さな恋です。素敵だなといつも思います。

「60過ぎの恋」はそんなものかもしれません。

誕生日 忘れてごめん 肩を揉む

2016年8月15日

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エキサティング

2016-08-13 10:26:32 | よもやま話

ありがとう。
常に言いたい言葉です。
夫を支え、子どもを育み、笑顔を絶やさず頑張って来られました。


今日のテーマは、「エキサイティング」です。
はて、どんな気持ちだったか考えてしまいます。

暑い夏、窓を開けると涼風が入って来ました。
冷たい井戸水で、西瓜を冷やしています。
我が家で初めて収穫しました。

「興奮させるさま、刺激的なさま」(広辞苑より)
テレビで観た、海嫌いの子供と遊び、
信頼を勝ち得た後に、海に近づき、一緒に水に浸かる。
決して急がない大人。
充分水辺で遊んだ後に、水中のカニをつかまえる。
子供は、掴みたいと願い、大人が渡す。
はさみに掴まれて子供は泣いてしまう。
でも、カニが欲しいと言う子供。
子供は海に興味を持ち始めました。
海で泳ぐことが目的ではありませんでした。
海を怖がらない。
子どもの、この変化がエキサイティングだと大人は言いました。

ある願いが叶うとき、エキサイティングです。
感動とは違うようです。
期待したものが、少しだけ動き出した瞬間、気持ちが上気します。
無理かなと思いながら、はらはら。
少ないチャンスをものにしました。

何回も書き直して、渡せなかったラブレター。
1年後の卒業の時に、相手から「好き」のメッセージ。
飛びあがらんばかりの「エキサイティング」
おお、やった。信じられない。とうに諦めていた。

エキサイティングは、叶えられるかなと半信半疑の時に起こります。
諦めないことです。
嫌われているとばかり思っていた、音信不通の息子から、
「ありがとう。お父さんを今でも尊敬しています」と
村の有線放送から流れて来た。
泣かずにいられましょうや。

私達は生きています。
涙腺がだらしなくなってきました。
でも、何かまだできる。
「エキサイティング」は、もうないかもしれません。
さすれば、自ら演出しましょう。

よく、僕の嫁さんになってくれたね。
ありがとう。僕はあなたと暮らせて幸せです。
と言っても、よいかも。

何、寝言を言ってんの。と切り返されるかも。

初デート シャツ裏返し 散ったかな

2016年8月13日


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後押しばあちゃん

2016-08-12 06:23:46 | よもやま話

若者だけじゃない、皆さんの後を押すご婦人です。
どれだけの若者が、人生が楽しいと思ったことでしょう。


世の中に、引っ張る人は多くいるのに、人の後を押す人がどれだけいるでしょう。
やってみなさい。
ほら、頑張ってみなさいと若者を光の当たるところへ送り出してくれる方です。

今日のタイトルは、「後押しばあちゃん」です。
後押しばあちゃんには、理解ある友達が大勢います。
何とかしなければと一生懸命生きておられるのでしょう。
友達も黙ってはいません。
あんたがやるなら、私もと応援です。

独身の若者がいると、この人はどう、あの人はどうと
次から次に釣書を運んできます。
迷っている若者に、この人はこんなところが素敵なのよと
説明します。
あんたは、優しい人だからきっとお似合いよと勝手に決めてしまいます。
迷っている人がいると、いつの間にか陰のように後ろにいて、
ほら頑張んなさい。と声をかける人です。

友達は、こんな人です。


二人は古くからの友達らしい。
楽し気に話されていました。
お洒落なご婦人です。


私は、こんな先輩方のようになれるでしょうか。
まだまだ遠い存在です。
良い笑顔にあわせていただきました。
ありがとうございました。

久しぶり 眠い目こすり やっとこさ

2016年8月12日

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