故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

笑いじわ

2016-06-30 07:03:58 | プロジェクトエンジニアー

皺が少ない絶好調の顔です。
苦労をものともしない頃でしょうか。


今日のテーマは「笑いじわ」です。

おばあちゃんの顔に止まったハエがもがき苦しんでいます。
しわに足を取られて抜け出せないでいます。

ご飯粒が口の周りについていても、違和感がない。
先輩は、奥さんにいつも注意されています。
「ご飯粒がついているわよ」

いつも笑っているから、口角に上向きにしわが出来てしまいました。
引っ張っても、すぼめてももう取れそうもありません。
これこそ、人間の年輪です。

いつも怒っている人は、眉間にしわがついたままになります。
渋さになると良いのですが、なんとなく近づきがたい。

40歳過ぎたら、自分の顔に責任が出てきます。
それまでは、親の責任。不細工に産みおってでもよいでしょう。

いつも気をつけていることが、表情に顕われてきます。
大事にしていることが、顔に出てきます。
けちな野郎は、貧相な顔になっていきます。
泰平楽は、どこまでものんびりです。

飛びきりの表情は、眼が無くなるほどの笑い顔。
そんな眼なのに、虫が入り込むから不思議です。
どうやって入ったん。となります。

笑いじわを見て、安心して話し始めます。
眼尻に隠せません。

顔は笑っているけど、眼が笑っていない人に会うことがあります。
用心します。

では、いつもそうかと言うと、人の表情は変わります。
やはり元気な時の顔が一番です。
安心します。

笑いじわは努力しても出来るものではありません。
あなたの周りが、笑顔を作ります。
私の心もちが、笑顔を作り、やがて笑いじわになります。

素敵な笑いじわを作りたい。
やればできるかもしれません。
手おくれかもしれませんが、頑張ってみます。

昔はね 誰でもきれい 寒椿

2016年6月30日
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顔に出てしまう

2016-06-29 06:25:46 | よもやま話

少ないショットからこちらの方が表情が良いと横顔を選択することになりました。
横顔を見て、似ているとはなかなか言いにくいものです。
そこが狙い目の似顔絵になりました。


普段からの心掛けが悪いから、顔にすぐに出てしまいます。
心得違いの方にお会いしたときは、どうしても出てしまいます。
腹芸が出来ない男です。

近所の方が教えてくださいました。
商売をする人は嫌な客が来た時に、手を揉むんだと。
実演して見せてくれました。
右手と左手を揉むように、そしてハイとたたかれました。
上手でした。

意味を説明してくれました。
揉むのは、自分の「馬鹿野郎、偉そうに」と思う気持ちを押し殺すため。
たたくのは、気持ちの切り替えをするためでした。
なるほどと、私も真似をしました。
これは良いことを教えていただきました。

さっそく実践です。
上から目線の親父でした。
目の前の顔をイメージしてくしゃくしゃに、
ハイとハエをたたくようにして捨てました。
すべて、心の中のことです。

ああ、気持ちがすっきりした。

ハエが飛ぶ 武蔵ははしで 私手で

2016年6月29日
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気の迷い

2016-06-28 04:05:23 | よもやま話

本当は気の優しそうな男前です。
厳しそうな顔になってごめんね。


今日のテーマは、「気の迷い」です。

優しい言葉を真に受けて、男たちは癒しどころに通います。
男は数多いるけれど、特別な言葉は俺一人に。
と全員が思っているのです。
カウンターに鼻の下を伸ばした馬鹿面が並びます。
だから、良いのです。
小さな勘違いで止めておきましょう。

道路で、死んでいる猫をこの頃よく見ます。
彼らにも恋の季節到来です。

死んでいるのは、ほとんどオスなんだと、先輩が教えてくれました。
逃げる雌は、すんでのところで車を交わすのです。
可哀想なのは、雄猫。
彼には、前を走る雌猫のけつしか見えていないのですか。
そういうこと。と先輩が答えました。

湯気が立つ 白いごはんの その先に

2016年6月28日
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技術伝承

2016-06-27 03:52:06 | プロジェクトエンジニアー

あなたに色々伝えたいことがある。
いろんな人に会わせたいと思う。

第一線から、少しずつ身を引いておられます。
脇役を引き受けようとされている方からの誘いです。
80歳を前にしておられます。

今日のテーマは「技術伝承」です。
いろんな工夫をして、稲づくりをされてきました。
この方の田んぼの泥は、おかゆのようです。
微生物の働きが良い証拠です。土が生きています。

息子さんに技術を伝承されていますか。
いいや。聞かれた時に少しだけしている。
聞く耳持たぬものに何を言っても始まらない。

種付け師の先輩も同様でした。
技術を伝えるのは、自分が引退した時だ。と言われました。
それは、技術の囲い込みかと少し考えました。
それこそ一発勝負の妊娠請負人です。
自分の責任で、仕事をしているから挑戦ができる。
人から言われて挑戦するのでは、技術伝承にはならない。
と言われているのでしょう。

技術伝承には、受け取り側の覚悟がいるのでしょう。
聞く耳持たぬ者に何を言っても始まらない。
聞かれた時に答える以外どうしようもない。
数々の工夫を伝えるのが文化。
歴代(続ける)の証明が文明。

どちらの方も少し寂しそうでした。
でも、笑顔で話されました。

私は、その想いを拾いたい。

またたびの 笑顔の裏に 風とおる

2016年6月27日

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蛍と山ごぼう

2016-06-26 13:54:55 | よもやま話

さっそくやまごぼう(雄山火口)を絵にしました。
採りに行けたのが嬉しい。

草陰から出て来た源氏蛍です。
尾は輝いていますが、持参したカメラでは写りませんでした。
よって、懐中電灯で照らすと蛍の光も消えることになりました。
中央左に黒く見えます。


螢川(ほたるがわ)は、宮本輝の小説。
1978年に第78回芥川賞を受賞した作品である。

今日のタイトルは「蛍とごぼう」です。ごぼうについては、後ほど書きます。
子どもたちだけでなく、連れて来た母親も見たことがないという。
昨晩の蛍見物は、中々の成功でした。

蛍川のように、塊となるような印象的なものではありません。
源氏蛍があちこちの草陰に潜んで光を放っていました。
数匹が、すーと流星のごとく流れて行きました。
中には感動した子供もいたことでしょう。
思い出の一つになってくれるでしょうか。

私達は、ほとんどの毎日が暗いと言っても良いかもしれません。
心配事とやらなければならないことの連続です。
一瞬、見呆けました。

一夜明け、山ごぼう(雄山火口)を早朝から採りに行きました。
山のふもとから荒れた林道を分け入りました。
歩くこと30分。
山ごぼうの群生が、沢沿いに連なっているところに出ました。
行った三人は、それぞれ夢中になり採り始めました。
10分も採りました。

はぐれた人に「おーい」と呼びかけます。
「採れたか。もう帰るの」と離れた場所から聞こえます。

地域の食材でパン作りに夢中の妻のリクエストで、この山ごぼう採りは始まりました。
5月に採って冷凍していたよもぎが切れた。と妻が言う。
私が、友人に伝える。では、山ごぼうを採りに行こうとなった。

友人の奥さんに山ごぼうの処理の仕方を教えていただく。
たくさんの山ごぼうの葉は、次々と処理されていく。
すこし飽きてしまった妻は、例によって、ネットで山ごぼうを検索する。
Masato Koizumiさんの「かわ遊び・やま遊び」の「山遊び」に詳しく解説されていました。
素晴らしい内容だと、妻は私に語りかけます。

ほうほうとはいかぬまでも、私はブログを書き続けます。
静かになった私をそのままにして、山ごぼう処理に戻っていきました。

雄山火口(オヤマボクチ=山ごぼう)は忘れられない植物になりました。
葉の裏側の白い部分は火口にされているとのことでした。

山ごぼう 妻と語らう 種になれ

2016年6月26日

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