故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

子供からSOS

2016-07-31 04:52:59 | よもやま話

夏に入る前に、夏バテ気味です。
真剣にやるが故に、また声がかかります。
ぎりぎりまで追い込むものですから、身体が悲鳴をあげています。

こんな時に子供からSOSがありました。
真剣に子供に接していなかった過去のことがぶり返されます。
厳しすぎたために、子供は「よい子でいなくては」と思っていたのです。
コンプレックスがあった親は、子供に過度に期待する。
とんびに鷹の子は、そうそう産まれるものではありません。
すべてに及第点を採って欲しいと親は望みます。
良いところは、さらに良く。悪いところも普通になってほしい。
そうではなかった。

良いところは、褒めてあげる。
悪いところは、一緒に考えてあげる。
結果、良いところを伸ばしてあげたほうが良かった。
残念乍ら、子供は自分のことを愛してくれていなかったんではないかと
長年疑問に思っていたと言いました。

自分の生活がうまくいかない時に、親に相談します。
私の場合、片親になりました。
相談してくれるだけよかった。
過去のことは拭い去れませんが、今でも遅くない。
本当の気持ちを伝える時間は残っていました。

正直な気持ちを伝えました。
愛していたよ。そして今も味方だよと。
子供には伝わっていなかった。
いや、伝えようとしていなかった。

子どもも家族持ち。
「やってやっている」では上手く行かないよ。
「させていただきます」くらいで丁度よいのだよ。
子どもが巣立ったあとは、親は何もしてあげることができません。
子どもが自分の力で何とかするしかない。
話すと言っても、もう大人同士の話になります。
「させていただきます」と言ったって遅いのです。
見守るしかないようです。

次女に結婚相手を紹介された時のこと。
「どうして、こんなやつを選んだの」と彼に冗談めかして聞きました。
彼は面食らって、次女の良い点をあげつらっていました。
次女に、あんなこと言わないでよと後からしかられました。

ひねくれものの父親です。
親面なんて出来るものではありません。
家族をばらばらにすることのないよう、懸命に生きてきました。
それしかしなかった。

子どもと飲む機会が、話す機会が増えました。
私は、友人にするように正直な意見を伝えます。
親の立場で話すことはありません。
やっと、私のことが理解されるようになりました。
どの子も、ひどい親父と言います。
不思議とコミュニケーションは出来ているようです。

子供からSOSが今日のテーマでした。
片親を亡くし、お互いに直接話すようになった父と子です。
申し訳ないとしか言いようがない。
SOSには、自分が考えられる最善の話をします。
叱ったりすることは、もうありません。
私は、子どもたちを尊敬しています。
どの子もよくやっていると見ています。

ありがとう 言えない歳に 一本松

2016年7月31日

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青桃試食会

2016-07-30 06:19:43 | よもやま話

男3人、女5人で青桃の試食会をしました。
人気があったのは、唐辛子入りジンジャー漬、リンゴ酢漬、シソ入り甘酢漬け、
ジンジャー煮、シロップ煮そしてシロップ汁入りジャムでした。
特に、唐辛子入りジンジャー漬けは、「癖になりそう」、酒のつまみに合う。
また、シロップ煮汁入りのジャムは好評でした。
シロップ煮汁の飲み方(水割り、湯割り、ウイスキー割り)もいけると
評価してくださいました。

摘果した桃(B級品)のサンプルづくりは、こうして試食会を3回実施できました。

試食したあとは、皆さんが持ち寄ってくださいましたご馳走に舌鼓を打ち、
大いに飲んで盛り上がりました。
男三人の内、二人は話下手でした。孤軍奮闘の先輩も押され気味です。
女の人のトークは、生活に根差しており、ふだんの「ちくり」も合わさって、
どうも男には分が悪いようでした。

アラサーは、26~35歳。アラフォーになると、41歳~49歳になります。
これが、女の人の年齢に対する見解です。
50歳を過ぎると、1つ歳をとったはずなのに止まったままになります。
そして、いきなり年金受給の65歳では、正直申告です。

これから、旨いものグランプリに出店する商工会青年部のお手伝いです。
行ってきます。

笑いすぎ 顔のしわ伸び 腹揺れて

2016年7月30日
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休息

2016-07-28 06:41:13 | プロジェクトエンジニアー

ここまでと、区切りの良いところまで頑張りました。
どうして頑張ったのでしょう。
きっと解放されたかったからでしょう。

イチローが9年連続200本安打を達成したときのコメントは、
「目標としてきただけに、ほっとしました」でした。
イチローの安打は、バットの芯に当て内野と外野の間に落とすか
内野の間を鋭いゴロで抜いたものが大半です。
時々、セーフティーバンドを試み、内野守備範囲の前後も加えさせ、
守備のほころびを広げます。

彼は、休息をとりません。オフの日も体をいじめ抜きます。
私達にはまねが出来ないことです。

仕事のプロフェッショナルは、時々決まりごとのルーチンワークを挟み
脳を休ませます。仕事中に休むのです。
私も午前中頑張って、午後は頭を使わない仕事をしていました。

今日のテーマは、「休息」です。
プロジェクトをやっている人たちは概して酒飲みです。
酒が飲めない人は、玄人裸足の趣味を持っておられます。
仕事を忘れるために、没頭できる趣味を持たれるのでしょう。
趣味に没頭できるために、仕事を一生懸命やるのかはわかりません。

中には、生活そのものを休息のようなスローライフをされている方がいます。
人生の中の考え方すべてがスローライフです。
あくせく働かない、あるもので済ませる。
人にも多くを要求しない。
人に高いものを売って稼ごうとしない。
農業で自活するだけのものを作り、時間をかけて話しながら食べる。
農作業も、自分のペースで働きます。疲れたら休む。
何歳になってもできます。
長くやりたいから無理をしないで毎日働きます。
雨が降る日は、晴れの日にできなかったことをします。

お金が人より稼げることは、人より努力しなければならない。
身体や精神を元に戻す時間を短くするために即効性の食品を摂り
生活スタイルを維持するために、お金をつぎ込みます。
身体や脳がついていかないこともあるでしょう。
ドクターストップがかかるまでのワーカーホリックです。

四季がある場所で作る米は、赤道直下の場所ではできないそうです。
赤道直下では、昼と夜が同じです。
しかし四季がある場所では、春から夏にかけて夜が段々短くなる。
つまり日照時間の違いです。
四季のある場所の品種にとって、夜の休息の時間が段々短くなるのが
合っているのでしょう。

疲れたら休む。
休まないように、上手に働く。
こんなことができたら良いなと考えます。

月曜日 家族サービス 休みたい

2016年7月28日
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6次産業化にかわるもの(Part-2)

2016-07-27 05:06:54 | プロジェクトエンジニアー

この方の温かい表情が出たでしょうか。
チャーミングな方です。
歳はそこそこ言ってると思うんだけど、
いつまでも少女の表情を失わない方です。


冒頭の絵に熱中してしまいました。
格闘の末、載せることにしました。
こうして、夜が明けてきました。
もう、ひぐらしが鳴いています。
さて、朝餉の仕度をして出かけますか。
今回の記事は、昨日書いたものです。
今の気持ちとトーンがいささか違います。
最後まで、読んでくだされば幸せです。

今日のテーマは、「6次産業化にかわるもの(Part2)」です。
どんな可能性があるのか考えてみました。
農業生産物においても、生食で売れないB級品(未熟、不揃い、虫食い)が多く出ます。
これを加工して販売をしようとするのが、「6次産業化」です。
仮に果樹を対象にして、売れる可能性について検討してみました。

A.食品としての使い道
1.ジャム、ジュースなどの加工品
2.少し手を加えて、和菓子、洋菓子、氷菓子の副原料
3.生食以外の料理の素材や調味料

B.樹木や葉の利用
4.葉や樹木の再利用(工芸品、染料、炭など)
5.燻製用のチップ
6.包装材
7.飼料や肥料

C.工業原料やエネルギーとして
7.廃棄物の糖分を発酵させて、バイオエネルギー
8.木材チップにして、化石燃料のかわりに利用
9.有効成分を抽出して、石鹸や医薬品

D.娯楽や癒し
10.樹木、果樹でのアート
11.バーベキューなど外食産業の場所として利用
12.単なる場所(癒しどころ)としての活用
   花見、香り、若葉、紅葉、作業風景など

E.情報
13.ソフト(調理や乾燥などの加工方法)と抱き合わせで中間品を売る
14.成長過程を動画で発信
15.数々の工夫を講演する

私達が、考えている「6次産業化」は、ほとんどが「A,食品としての使い道」です。

その他に売るものはないのでしょうか。
「B.樹木や葉の再利用」は、地域の得意技と組み合わせればできそうです。
ただ、コーディネーターの努力が必要です。どちらの価値も知っている人のことです。
真似事では、飽きられてしまいます。一流品でなければならない。
そして、素材の温かみが伝わるオンリーワンでなければならない。

「C,工業原料やエネルギーとして」となると、工業試験場、大学やメーカーとの
タイアップになります。それなりの兆しや方向性(成功例)がないと踏み切れません。
メーカーは投資を回収しなければなりませんから、望むものとは違う結果になることも
多いでしょう。メーカーに任せないプロジェクトマネージャーがいないといけません。

「D.娯楽や癒し」は、少しずつですが、やっているところもあります。
ただ、見せる工夫が必要です。これは、サービス業です。熱い想いを持たなければなりません。
また大いに遊び心がないと続かないでしょう。都会の人が求めるものでもあります。
かと言って、やっつけ仕事のレストランには来ないでしょう。
一流の庭師に頼み、地域全体でのコンセプト(景観を乱す看板、標識や案内板は立てない)が
なければなりません。

「E。情報」は、今すぐにでもできることです。
ただ売れるわけがないと価値に気づいていないかもしれません。
ここで考えたいのは、人々が「求めているもの」は何かということです。
人々が求めているものは、「面白い」、「楽しい」や「得をする」ではないでしょうか。
そのニーズに応える商品づくりをすることも、
「6次産業化にかわるもの」ではないでしょうか。
ある人が、「田舎便り」を、産物と一緒に送られています。
産物を購入される方は、その「田舎便り」が楽しみになっています。
これこそ、田舎が持っている底力ではないでしょうか。
田舎にしかない。田舎にいるからこそ、毎日一生懸命やっているからこそ真実を
発信できます。これは、何といわれようと本物です。

私達は、もっと柔軟に考え話し合うべきではないでしょうか。
盆踊りの打ち合わせをあんなに細かくやります。
それは、祭事だからです。伝統行事だからです。
確かに田舎に暮らしていて、同じ作物を作っているもの同士はライバルです。
生活が優先されます。皆さんが話し合えるまた価値を知り合える場が必要です。
他の人の価値観を知ることで、一致団結できるかもしれない。
一足飛びにはいかないでしょう。仕組みと仕掛けが求められます。
誰かが仕掛け人になりましょう。

刈り過ぎも なんてことない 妻床屋

2016年7月27日

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憎まれっ子世にはばかる

2016-07-26 05:34:50 | プロジェクトエンジニアー

そうなんです。
今日は少しにしておこうと思っていました。
いつものことなんです。


困った人です。
でもどこか憎めない。
こんな人がいます。
何かやらかして、反省混じりにちょっと舌を出します。

今日のテーマは、「憎まれっ子世にはばかる」です。
人に憎まれるような人間が却って世間でははばをきかす。(広辞苑より)
こんなこと書いて良いのかしら。
書けるかなと始めています。

憎まれっ子とは、皆からきらわれる可愛げのない子供。
皆からきらわれる生意気な人。(広辞苑より)

憎まれっ子は、いわゆる変人です。
どうやら、皆とはちがうということ。
その変わり方が、ちょっと良くない方向なのかもしれません。
では、なぜ幅をきかすのでしょう。

普通なら、ここで止めるでしょう。
憎まれっ子は、度を過ごしてしまう。
嫌われようが何をしようがやり切ってしまう。
言い切ってしまう。
大人顔負けの理論をぶちかましてしまう。
しかし、ちょっと思慮が足りない。
経験が足りない。
と大人は思います。

かつての天才で、可愛げのあった人がいましたでしょうか。
人格が出来上がる前に、何かがはじけてしまった。
あとから、人間らしくなる。

生意気なほどやり手で視点が普通とは違うのでしょう。
ニッチであり、盲点に気付くのではないでしょうか。
ナショナルブランドでは、そうはいかない。
すぐに潰されてしまう。
暴れん坊になるには、まずはマイナーなところで頭角を現します。
それが、当たりに当って、いずれメジャーに成長する。
それが、幅をきかすことになるのでしょう。

現在は、憎まれっ子はすぐに炎上してしまう。
寄ってたかって潰してしまう。
無責任な正義感の輩が、一方向だけの考えで最初はノック程度に叩き始めます。
憎まれっ子が怖がっておとなしくすれば、追い打ちのように殺してしまいます。
無視して耐え抜く姿勢を見せれば、大勢の力でねじ伏せようとエスカレートしてしまう。
ネット(大勢の中に隠れる)に隠れてものを言わず、
表に出てきて堂々と意見を述べてみなさい。と思います。
それさえできない癖にと思いますが、顔なき声は怖い。

憎まれっ子をじっと見守る度量がないとでもいいましょうか。
憎まれっ子でも育てようという気概がない。
生意気と思われる子供が少ない。
突っ張って生きても良いのでは。
保証される安全なんてないのだから。
明日は裏切られるかもしれないのだから。

高利貸しは、憎まれっ子です。
その人から借りたくないけど、借りてしまう。
冨がお金を産みます。際限のない膨らみです。
お金で人を縛ってしまいます。

憎まれっ子はやはり憎まれっ子です。
世にはばかる前に気付かせなければなりません。
たたくのではなく、言って聞かせなければなりません。
それで、角が取れて平凡になるかもしれません。
人の温かさを知らないのかもしれません。

どうしたら良いというの。
私にもよくわかりません。
憎まれっ子に、望んでなる訳ではありません。
なんとなく、みんなで憎まれっ子と決めつけるのでしょう。
それだけのことです。
面白がってやりましょう。
いつか小説に書いてやるくらいに思いましょう。

もう少し どぶでも前を 向けるかな

2016年7月26日


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