
昭島で見た花火です。
思わぬ方向に上がった花火を、
電柱が無ければと思いながら見ました。
札幌、豊平川で見た花火。
笑うと眼が無くなる素敵な女性と一緒でした。
私は、結婚を1か月後に控えていました。
家族と見上げたみなとみらいの花火。
いつものように大勢の家族で動くものですから、やっと間に合いました。
小さな子供達は、大人たちの間のわずかな空間に広がる花を見上げていました。
子どもたちの顔は、花火の光を受けて輝いていました。
ランドマーク42階から見る花火はつまらなかった。
防音ガラスで、音は小さくパスッだけ。
丸いはずの花火は、楕円形で海の上に小さく輪を描いていた。
海上に浮かぶ屋形船の提灯が羨ましかった。
八景島の花火を、向かい側の野島から見た。
真っ暗な野島の松林に花火は上がっていった。
暗闇には大勢の人がいたはずなのに、誰一人しゃべらなかった。
琵琶湖の彦根側から大津付近であがる花火は、湖面で光った。
湖畔の円い石の上に座って、ドイツ人と一緒に見た。
100年以上前から建っている料亭で鮒ずしをつまみに飲んで、
上気した顔に湖面を渡ってくる風が気持ちよかった。
貧しかった失業時代、府中競馬場で行われた花火大会に私達は行けなかった。
わずかな小遣いを子どもたちに渡して、
近所の年かさの子に、上の子達だけ連れて行ってもらった。
ボーデン湖をスイス側からドイツ方面へクルージングをした。
夕焼けから藍色に変わって行く湖面の上に見える
ドイツ側の花火は色がなかった。
日本三大花火の大曲では、花火を見ずに飲んでばかりだった。
友人に、花火は素晴らしかったと聞いた。
花火は、どれも切ないものが多かった。
自分の生活を色濃く反映していました。
今年の花火は、
遠雷のような記憶を楽しむことになるかもしれません。
暗闇に 雨が降るよに 咲く花火
2016年8月16日