故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

答えにくいことを聞く

2019-01-31 04:59:32 | よもやま話

今日のテーマは、「答えにくいことを聞く」です。
嵐の解散インタビューで、記者が聞いた「無責任では」の質問。
47年前のあさま山荘事件前に捕まった方が、事件後拘置所で反省したと伝えた。
池上彰は、その方に事件前は「思考停止」だったのかと聞いた。
二つの質問は、その場の空気からはとても聞きにくい質問でした。
外国の記者は、答えに窮する質問をインタビューで敢えて用意するのだそうです。

プロフェッショナルは、どんなことだってシミュレーションしている。
事故が起きたって、想定外だったと自己弁護につながる発言はしない。
例え、想定外であったとしても、起こってしまった真実に、
関係者として真摯に向き合うものです。
日頃が試される瞬間です。

日頃何をし、何を考えているかが、咄嗟の答えとなる。
お姉ちゃんを助けたかった。(そう言ったと記憶している)
ビートたけしは、そう言った。
そして、しばしの間干された。

傷口に塩を摺りこむ。
そんなことは当然のことです。
それに耐えてこそ本物です。
タイガーウッズのセックス依存症。
誰も恥部は抱えている。
無一文になっても、次から次に現れる女たちの証言に応えてスランプに陥った。
タイガーウッズの復活を皆が称賛した。
あなたのスーパーショットに酔いしれた人たちは、決して忘れてはいなかった。

人生いろいろ。
島倉千代子が歌うから、真実味が増し歌詞に心が宿る。
誰にも葬り去りたい過去がある。
嘘偽りになしに生きていけたら、どんなに素晴らしいだろう。
果樹は、傷んだ果実や枝を懸命に修復しようとする。
樹木医は、その力を生かして助けるだけ。
傷んだ果実ほど甘くなる所以です。

逃げるな浮気者たち。
自分も含めて、もてているんじゃないかと一瞬の気の迷いが真実です。
賢い妻たちは、傷口に事あるごとに塩を摺りこむ。
妻に時効はないのです。

答えにくい質問があったから、本当の気持ちを伝えられた。
櫻井翔はそう言った。

答えにくい質問を探すことだけでも労力をかけなければならない。
敢えてぶつけるのは、さらに勇気がいる。
売られた喧嘩は買って出る。
痛みに耐えてこそ、人に優しくなれる。
そんな風に生きたい。

蛍来い 言われなくても 乱舞する

2019年1月31日
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人に伝える

2019-01-29 02:03:53 | プロジェクトエンジニアー

メッセージ性はなにもありません。
タイトルは、これも広島。
ここから、原爆ドームに行くボートが出ます。


毎日のようにブログを書いています。
記憶代わりのメモではありません。
毎日が真剣勝負です。

こころの襞にかかった感動をピンポイントで表現します。
今の気持ちを著す表現はないかポケットの中を探る毎日です。
今でなければ書けない痛みやほっこりに自分なりの味付けをします。

毎日、試される。
かかさず、挑戦する。

今日のタイトルは、「人に伝える」です。
良きに計らえと、忖度の応酬では伝わらない。
自分に都合のよい一方向しか気にしないからです。
目の端に後ろの選手の動きを感じる。
あいつは、きっと前に出すはずだと信じて走る。
一流のパスを送れる(話す)人ともらう(聞く)人の呼吸です。

プロジェクトでは、「ヘルプは早く出せ」とよく言われます。
傷口が広がらないうちに手当てをすることです。
もう一つ、仲間を信じろということでもあるのです。
弱みを見せてもフォローしてくれると信じているからできることです。

反応(よかった)がないSNSほど、気が抜けるものはない。
鬼が探してくれないかくれんぼと同じです。
隠れているうちに眠ってしまい、気づいたら誰もいなかった。
とは、少し違う。

人に伝える。
相手の言葉を使って伝える。
子どもに接するとき、赤ちゃん言葉を使うのとは違う。
アメリカ人と話すのに英語を使うのとも違う。
相手が理解しやすい方法や言葉で伝えることをいう。
ウィットやユーモアをまじえると、相手の壁が取れ(あるいは低くなり)伝わりやすくなる。

ラブレターで肝心なことは、
自分の想いを伝えることではなく、相手の心を開かせることです。
YesかNoが大事じゃない。
気持ちは伝わったけど、「ごめんなさい」でいいじゃない。
気持ちを切り替え、次に挑戦できるのです。

人に伝える場合、引用文を間違うととんでもないことになります。
琴線に触れる素敵な言葉を用意しておきたいと思わない方がよい。
ほとんどの場合、歯が浮いてしまい空振りです。
まずは、自分で感じてYesであること。
もどかしいほど、無口でもよい。
表情を見ればわかります。

プレゼンテーションなど、人に分かってもらわなければならない時はやっかいです。
相手が求めているものや探しているものがなければならないからです。
予想外の提案に、相手が身を乗り出す。
さらに聞きたい。
しかし、全部は話さない。

伊東四朗の台詞には、とても長い間がある。
と三宅裕司が言っていた。
喜劇役者は、笑いを取るのが仕事です。
大きなホールの笑いはこだまして鳴りやまない。
稽古から、この間を取り入れている。
やるほうも凄いが、気づくのもやるもんだ。

鶯が すこしとぎれて 続き鳴く

2019年1月29日
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思うようにはいかぬ

2019-01-28 04:22:49 | プロジェクトエンジニアー

今日のタイトルは、「思うようにはいかぬ」です。
就職試験の時、面接官は「わが社に入っていただけたら、あなたはどんな仕事がしたいですか」
技術系なら、設計、開発と花型に見える職種を皆が希望します。
私一人だけ、「現場がよい」です。
社長の目がきらりと光った。
机の下で、密かに脱いでいた靴を履きなおした。
なんでとは、聞かれなかった。

現場に答えが落ちている。
先輩社員から教えてもらった。
不具合の解決方法なのか。
職人の知恵なのか。
熱い寒いの待ったなしの現場です。
上(顧客)から無理難題を望まれ、
下(職人)からこづかれ、
這いずり回った現場です。
「思うようにはいかぬ」から、頭を下げ知恵を絞った。
プロジェクトは、わが子のように可愛かった。

門前の小僧、経を詠み。
毎日のことだから、いつしか耳で覚えてしまった。
理屈じゃないんだ、身体で覚えろと叩き込まれた。

東大以外は、大学じゃない。
馬車馬のごとく、両親から強いられた。
できたから、さらに勉強した。

永い間、そんなことをした。
現場は辛いところ、でも我慢しろ。
後輩にも同じようなことを言った。

ずーっと、家業や社業が続くときはそれでよかった。
「思うようにはいかぬ」もの、新しいことを始めるときは役に立たなかった。
言われるままに、現場を生き抜いた。
目的意識のない、働く人の喜びを置き去りにした、
上に都合のよい修練の場だったようにも思う。
使われ損で、疲弊していった。

情報を一元化し、権力を一定のグループに集中する。
強く見えるかもしれないが、ありの穴で崩れる脆さがある。
回り道かもしれないが、
なんでと聞いて欲しかった。
お前はそれでよいのか、そうじゃない時もあるよと言って欲しかった。
物事には、裏と表がある。
どんな人にも気づかぬ事情がある。
言っても分かってもらえないだろうと、自分に言い聞かせてきた。

「思うようにはいかぬ」
気づいてしまった。
迷わずに言ったら、案外わかってもらえた。
使う側にとって期待した人材にはならなかったが、なんと生き生きとしていることか。
ドロップもアウトなんて怖くない。
「思うようにはいかぬ」時は、迷わず楽しい方に舵をきれ。

振り子さえ 戻る力で 前にいく

2019年1月28日
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あなたは休めますか(Part5)

2019-01-27 08:42:14 | プロジェクトエンジニアー

タイトルは、「時空」です。
この方が背負っていたものの重さを想像すらできない。
ザルツブルグで出会ったモーツァルトです。


今日のタイトルは、「あなたは休めますか(Part5)」です。
身体の調子が本調子ではない。
疲れからくるのか、どこか具合が悪いのか。
足りないものを補おうとすると、不満が出てくる。
最低ラインというか、ここまではと目標があると、一歩ずつでいいかとなる。

食べられるか、動けるか。
頭が回るか、働けるか。
うまく運ばない時は、他人のせいにする。
もののせいにする。
環境のせいにする。
それでいいんじゃないかと思う。

最低ラインは、失敗をしない。
迷惑をかけない。
自分ができることを精一杯やったか。

嫌いな人、苦手な人にはできるだけ親切にしようと心がける。
好きな人には、ありのままで接する。
心配事を一つずつ取り去る生き方でしょう。
妻から聞きました。

雪かきのことを書くと、もっと降っている場所のかたに申し訳ない。
自分のうちの駐車場まではやるが、通りまではちょっと難しい。
やってしまいました。大きな通りから我が家まで150mの雪かきをしました。
背中の筋肉が張り通しです。
休むことが、良いこととか悪いこととか、必要不必要なんてどうでもよい。
もうこれ以上できないから休む。
続けるために休む。
休んだら、またやる。
働けるのが楽しい。
休むのも気持ちがよい。

重きもの 運ぶ感じで 打つがよい

2019年1月27日
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悩み

2019-01-25 08:00:05 | よもやま話

裏も表も白です。
なんでこうなるの。


今日のテーマは、「悩み」です。
悩みとは、
なやむこと。くるしみ。思いわずらい。
やまい。病気。わずらい。
(広辞苑より)
答えが出せないものに、答えが欲しいと迫られています。
自分ならこうするけど、この人ならどうしたらよいかな。

答えが出せないものは、糸口を見つけて誰かに任せるしかない。
糸口とは、方向性でありおぼろげな到達点です。
もつれた糸をほぐすように、絡まっている糸をていねいに何度もくぐらせる。
バッサリ切って、新しい糸とつなぐ時かもしれません。
その判断に迷っています。
喉に刺さった小骨のごとく、忘れたころにちくちくと思い出します。

相談を受けて、信頼のおける人に相談する。
腹を決める準備のようなものです。
相談を受けたこの人に、想いの丈の半分も話せない。
自分がやるわけではないので、あとの半分はその人に背負っていただくしかありません。

自分しかできない、あるいは自分ができることをする。
日々のルーチンワークをこなしていくうちに、できるかもと元気が出てくる。
高い山も一歩から。
そう思うしかない。
逃げるわけにはいかないのです。

相談とは、
互いに意見を出して話し合うこと。談合。
また、他人に意見を求めること。
(広辞苑より)
相談することは、「どうして生きたらよいですか」のような漠然としたものではなくて、
こう思う(考える)けど、判断のつかないピンポイントについて相談する。
短い相談だけど、答えるためには調べ事が増えることもある。
受けたからには、無回答というわけにはいかない。
アンケートに、「どちらとも言えない」という項目がある。
そんな無責任なと思うことがある。

物事には裏と表がある。

結論に至らなくても、途中経過でもよいから答えよう。
その人自身が下す解決の糸口になるかもしれないから。
あとで、前言を覆したって問題ではない。
そこまで責任を感じることもあるまい。
裏が正しいか、表が正しいかなんて誰にも言えない。
どちらも存在するのだから。

光る葉の 裏の産毛に 癒されて

2019年1月25日
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