故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

雑木の再利用

2023-03-30 06:38:42 | よもやま話

島の高みから見える景観を楽しみたいと、雑木を伐った。
一段伐ったら、次の段の雑木の壁が気になった。
そしてまた伐った。
結局、木が生えていないスーパー農道まで伐り進み、合計7段の棚田の木を伐った。

今日、U-ターン組が景観が良くなった畑で花見をしようと誘ってくれた。
七輪と殻付き牡蠣を持って行く。
チヌ釣り漁師の友人が、牡蠣業者から格安で買ってくれた。

今日のタイトルは、「雑木の再利用」です。
表現は悪いが、壁が横になっただけである。
切り株も気になる。
正しく、丸にしてやりたい。
野ばらも切り刻んだ。

あーあ、草が生えて来た。
新たなる難題である。
友人の家に、薪として10束ほど持ち込んだ。
生木ゆえ、一年ほど寝かさなければならない。
草が生えぬよう、段ボールを敷いてスペースを作っていた。

薪にして、田んぼの隅に保管する。
長い木で猪除けの柵を作る。
そのために、マキタの電動工具(充電式、ドリル作業とねじ締め作業兼用)を買った。
適当な長さに切った木を陳列する。
薪も陳列する。
必要な方は、「ご自由にお持ち帰りください」と札を建てる。
枝はまとめて、友人宅に運ぶ。
島のキャンプ施設に、サンプルを持って行き、雑木引き取りの交渉をする。
自分の畑に運び、小屋を作る。

「雑木の再利用」だけで、半年は遊べる。
頭は痛いが、身体と脳は楽しんでいる。
切らせてくれた田んぼの持ち主の憩いの場となればよい。
何をどうすれば、田んぼに遊びに出てくるか。
挑戦が始まる。

2023年3月30日

(あとがき)
書けば書くほど、溢れて来る想いを綴っています。
書く前は、いつも気持ちが塞ぎ始められません。
書き始めると、勝手に脳がストーリーを弾き出します。
新たな挑戦のために、脳は今ある考えを廃棄していきます。
「これでよし」と廃棄(忘れられる)するのが、心地よい。
さあ、次は何と身体に巣くう滓(おり)を探し始める。
(筆者)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若い人に

2023-03-29 06:39:23 | よもやま話

今日のタイトルは、「若い人に」です。
エールを贈るつもりが、つい小言になってしまう。
あなたがたは、実によくやっている。
そう思うのですが、言葉を選んでいるうちに苦労話になってしまう。
「聞く6分、話す4分」が、営業の極意です。
分かっちゃいるけど、いつも後から思うことです。

子育てに夢中でした。
三世代の暮らしなら孫もいることでしょう。
「孫が来て嬉し、帰って嬉し」と言われます。
遠く離れた孫と電話で話す。
たんびに、大きくなったと声で内容で推察するだけです。

40代になり、「これしかない」と仕事をします。
そんな時がありました。
今は、もうできないと怖れています。

当事者のあなた方は実によくやっている。
良いことも悪いこともひっくるめて前に進んでください。
金は後から付いてくる。
あなたがたは、金はなくても続けています。
それがなによりよかったと、できなくなって思います。

エールを贈ったつもりです。

2023年3月29日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は出来ても明日は?

2023-03-27 07:52:23 | よもやま話

WBCで、村上選手は苦しんだ。
5番に降格され、それでも不振が続く。
ピンチヒッターが出されるかなという場面もあった。

今日のタイトルは、「今日は出来ても明日は?」です。
栗山監督は、ここで外し(ピンチヒッター)たら、村上選手の選手生命に関わると思ったか。
使い続けた。
若き天才が、もがき苦しんでいました。
結果は、劇的なサヨナラヒットを、貴重な同点ホームランを打ちました。
さらに優勝し、日本中が湧きかえった。

歳を重ねるごとに、「今日は出来ても明日は?」と自信がない日が続く。
言い訳の毎日です。

実家近くに、90歳近くまで畑を作り続ける人がいる。
さらに、農業をしながら税金(所得税)を払うとも言われる。
大きな事故を続いておこし、子供から「農業やめろ」と心配される。
やめたら、お前たちが明日から俺たちの面倒をみることになる。
子供達を脅してまでも続ける気概はどこから来るのか。
答えは簡単でした。
続けるからできる。
出来なくても続けている。

週2日(土日)の農業は、若くても続かない。
雨が降る。
祭りがある。
子供と遊ぶ。
そんなこんなで1カ月が過ぎる。
草は茫々となり、刈る気さえ失せていく。
年中、いつかはやろうとする宿題と一緒です。
しなさいときつく言われて、「今やろうと思っていた」と機嫌を損ねる。

出勤前に少しだけ、帰宅後にも少しだけやり続ける。
気持ちも楽になり、遅れがちであるが進んでいる。
こんな人が兼業農家を続けています。
勉強も一緒でした。

一気に片づけるエネルギーがあった時には、気づかない。
一気に片づけるエネルギーがなくなって気づいた。
時間は平等です。

2023年3月27日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だめじゃん

2023-03-26 11:04:04 | よもやま話

昨日、市が開催する「地域おこし協力隊の発表会」に行ってきました。
いつもの癖で、「ひとこと」と発言してしまいました。
皆さん、よく頑張っていると感じました。

一方、我が家では「だめじゃん」(今日のタイトル)です。
乾燥コンポストを作る機械が停止していました。
「あなたが、ごみを入れすぎるから」と妻にダメ出しをされました。
重荷だったようです。

「あら」、と妻が干していた魚(黒鯛:チヌ)を急いで取りこみに行きました。
昨晩から降った雨で、軒に吊るしていた網かごはびしょびしょでした。
「だめじゃん」
昨日、野良猫が背伸びして嗅いでいました。
無理と、猫はあきらめると、納屋の柱にマーキングをしてどこかに消えました。
急遽、雨に濡れた魚の切り身を嗅いだ後、味醂干しに変更しました。

東北で、「絵手紙(似顔絵)で地域おこし」と銘打ちテレビで放映されました。
中学2年生(70人)の似顔絵を描きました。
玄関ホールに展示されました。
私は、アナウンサーからインタビューを受けました。
柱の陰から校長が覗いていました。
その日のうちに、来年の似顔絵かきは許可しないと校長から告げられました。
私の在任中(あと6か月)は少なくとも許可しない。
教頭から説明された理由は、インターネットで中学生のいたずらやひどい場合は裸がさらされ、
高校受験がダメになったと言うことでした。
校長にインタビューを受けていただいていたら、違う結果になっていたことでしょう。
退任を控えた校長の花道ができた。

次の校長は、保健体育が専門でした。
大いに乗り気で、「ぜひに」と似顔絵かきを了承されました。
半年前に拒絶理由を説明した教頭も、校長の乗り気に併せるようにニコニコ顔でした。
夏休みに、スポーツ大会で遠征した子供に不幸がありました。
引率した教師が責任を取らされたようでした。
似顔絵かきは、急遽中止と教頭から連絡がありました。

その年、商工会青年部主催の「地域と子供を結ぶ」会が、中学で開催されました。
私は、青年部長から講師として出席するよう要請されました。
校長室に招かれた慰労会で、保健体育の校長は私と目を合わせませんでした。
事前に、私達がやっていたカフェに子供たちが研修に来ました。
一緒に作ったかぼちゃパンを、「私達が開発したパン」として発表してもよいか。
学校が作成したパンフレットを見たら、中学生が求められているものは大きかった。
発表の総評をする私の受けごたえを、指導する教師が一生懸命メモをとっていました。

生きとし生けるもの、すべての人が「だめじゃん」です。
それでも楽しいから、不思議です。

2023年3月19日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨は雨で忙しい

2023-03-23 07:06:07 | よもやま話

絵のタイトルは、「今度は何を咲かそうか」です。
三姉妹の長女の方です。
幼稚園の園長をやられました。
人脈は広く、地域で大人と子供にフラダンスを教えています。
この方に頼まれたら、嫌とは言えません。


今日のタイトルは、「雨は雨で忙しい」です。
8枚の田んぼと畑(合計1.5反)の草刈と田おこしをし、ジャガイモを植え付けました。
我が家の耕作放棄地(1反)の雑木を伐りました。
知人の田んぼ(7枚:合計4反)の雑木を伐りました。
お年寄りのキウイと友人の柿の木(樹齢25年)を剪定しました。
まだまだやることが有ります。

自分のことだけなら、耕作放棄地の1反と畑(0.5反)だけです。
それでは、普通です。
役に立つかなと、他人の畑と田んぼに汗を流しています。
やらせてもらえるだけ、幸せです。

やっと雨です。
前回の雨の日は、似顔絵を描いた。
妻は、パンを焼いた。

今日も雨、広島の種物屋に出かけます。
耕作放棄地に植える花木を見に行こうと思います。
枝垂桜、ネコヤナギなど、低木の花木です。
崩落防止の杭(伐った木の再利用)を打ち土留めをする。
できた段々畑に、桜草と花木を植えます。
気の長い話です。

都市に棲むドイツ人の友人が、いそいそと自転車で出かけました。
出かけた先は、りんご園の耕作放棄地でした。
有志で管理を引き受けました。
ちょっと草ぼうぼうでしたが、ご愛敬。
やろうと思えば何でもできる。
洋の東西を問わず、面白がる人たちがいるのです。

耕作放棄地は、未曽有の宝です。
大人の遊び場になることでしょう。
それを見て、子供も気づくでしょう。

2023年3月23日

(あとがき)
今日から、静岡で小学生のソフトボール全国大会があります。
福島の友人の子供達が出場します。
この雨だと、なんとか開催できそうです。
やっとメンバーが集まった過疎地の子供達です。
あれよあれよと県の決勝まで勝ち進みました。
頑張ってね。
後押しする父兄の皆さまも楽しんでください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする