
絵のタイトルは、「距離感」です。
見ないようで見ている。
感じないようで、感じている。
茫洋としているが、楽しんでいます。
そんな距離感でしょうか。
2018年12月31日投稿記事、「Knowledge broker(知的仲介者)と地域おこし」では、
「地域おこしは、減少する人口や空き家の増加を解決するのが、仕事とは限りません。
「面白い」を紹介し、「面白い」をやってみたい人を一人でも多く発見することです。
そして「面白い」を地道に追及することです。
その延長にもしかしたら、日本全体が抱える難題を解決する糸口が
見つかるかもしれません。」
(記事より抜粋)
と書いています。
この記事では、難題を解決するためにもがいた模様を書き留めたものです。
今日のタイトルは、「Knowledge broker(知的仲介者)と地域おこし」(Part2)です。
東北に棲みつき、6年半地域おこしを学んできました。
人口が増え購買力が増すごとに、都会も地方もドーナツ化現象(環状線に沿って郊外に延びる)となりました。
ドーナツを支えた人たちは高齢となり過疎になるにつれ、ドーナツは解消していきました。
そして、かつての駅を中心としたセンター化が進んでいます。
東京都の中央区がその一例です。
宇都宮から横浜までJRが繋ぎ、各地下鉄(狭軌と広軌ごとに)は相互乗り入れして、東京は通過点です。
センター同士を繋ぐ。
水戸、宇都宮と前橋は、高速を通り東京を迂回するほうが時間短縮であった。
やっと、北の高速道路(環状線)ができた。
故郷に帰り、何ができるか模索しています。
猪が跋扈し農作物を荒らしています。
チヌが蠣を食べ、食害は年々増加しています。
例え、捕らえられても食品としては食べられませんでした。
共に臭いが問題でした。
猟師&漁師の友人がいます。
猪の血抜き、チヌの神経締めの名人です。
彼が捌いた猪肉もチヌの刺身も臭みはなく絶品です。
島を見渡すと、森林地帯と竹林がモザイクのように見えます。
竹林は、かつての畑跡です。
竹炭を作る人がいる。
海岸を覆う牡蠣殻を釉薬にして焼き物にする人がいる。
耕作放棄地にオリーブを植え、レモンを植える人がいる。
絞った残渣をエネルギー(バイオ油)に変える人はまだ出てこない。
地域で消費する潮位発電も聞かぬ。
私は、耕作放棄地の雑木を伐り、牡蠣殻を焼きながら炭を作っている。
落ち葉を集め、有機肥料にしようとしている。
長い牛蒡が作りたいと深い穴を掘り、畑が崩落してはいけないと暗渠を埋めた。
畑の表層に牛糞と鶏糞を入れた。
雨上がり、暗渠から液肥と水が溢れて来た。
水不足と有機肥料不足を解決できるかもしれない。
焼いた牡蠣殻を有機石灰にし、雑木の炭を微生物の棲みかとして活用している。
始めて3年です。
川底の腐葉土を上げ、川のそばの竹林を伐採し、川の保全(山津波防止)に勤めている。
墓参りに来る人のルートを変え、散歩する人が増えればよいと考えている。
島で働く外国人に日本語を教え、手話を学び始めました。
面白い人はいるはずだと探しています。
まだ、結び付けるまでには至っていません。
過疎を嘆くことはない。
コップに半分残った水を大事にすすっています。
まだまだ、途上です。
熊野古道を歩いて、16年間切り開いた先人の苦労を感じたい。
2025年4月26日