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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

「Knowledge broker(知的仲介者)と地域おこし」(Part2)

2025-04-26 09:35:03 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「距離感」です。
見ないようで見ている。
感じないようで、感じている。
茫洋としているが、楽しんでいます。
そんな距離感でしょうか。


2018年12月31日投稿記事、「Knowledge broker(知的仲介者)と地域おこし」では、
「地域おこしは、減少する人口や空き家の増加を解決するのが、仕事とは限りません。
「面白い」を紹介し、「面白い」をやってみたい人を一人でも多く発見することです。
そして「面白い」を地道に追及することです。
その延長にもしかしたら、日本全体が抱える難題を解決する糸口が
見つかるかもしれません。」
(記事より抜粋)
と書いています。
この記事では、難題を解決するためにもがいた模様を書き留めたものです。

今日のタイトルは、「Knowledge broker(知的仲介者)と地域おこし」(Part2)です。
東北に棲みつき、6年半地域おこしを学んできました。

人口が増え購買力が増すごとに、都会も地方もドーナツ化現象(環状線に沿って郊外に延びる)となりました。
ドーナツを支えた人たちは高齢となり過疎になるにつれ、ドーナツは解消していきました。
そして、かつての駅を中心としたセンター化が進んでいます。
東京都の中央区がその一例です。
宇都宮から横浜までJRが繋ぎ、各地下鉄(狭軌と広軌ごとに)は相互乗り入れして、東京は通過点です。
センター同士を繋ぐ。
水戸、宇都宮と前橋は、高速を通り東京を迂回するほうが時間短縮であった。
やっと、北の高速道路(環状線)ができた。

故郷に帰り、何ができるか模索しています。
猪が跋扈し農作物を荒らしています。
チヌが蠣を食べ、食害は年々増加しています。
例え、捕らえられても食品としては食べられませんでした。
共に臭いが問題でした。
猟師&漁師の友人がいます。
猪の血抜き、チヌの神経締めの名人です。
彼が捌いた猪肉もチヌの刺身も臭みはなく絶品です。

島を見渡すと、森林地帯と竹林がモザイクのように見えます。
竹林は、かつての畑跡です。
竹炭を作る人がいる。
海岸を覆う牡蠣殻を釉薬にして焼き物にする人がいる。
耕作放棄地にオリーブを植え、レモンを植える人がいる。
絞った残渣をエネルギー(バイオ油)に変える人はまだ出てこない。
地域で消費する潮位発電も聞かぬ。

私は、耕作放棄地の雑木を伐り、牡蠣殻を焼きながら炭を作っている。
落ち葉を集め、有機肥料にしようとしている。
長い牛蒡が作りたいと深い穴を掘り、畑が崩落してはいけないと暗渠を埋めた。
畑の表層に牛糞と鶏糞を入れた。
雨上がり、暗渠から液肥と水が溢れて来た。
水不足と有機肥料不足を解決できるかもしれない。
焼いた牡蠣殻を有機石灰にし、雑木の炭を微生物の棲みかとして活用している。
始めて3年です。
川底の腐葉土を上げ、川のそばの竹林を伐採し、川の保全(山津波防止)に勤めている。
墓参りに来る人のルートを変え、散歩する人が増えればよいと考えている。

島で働く外国人に日本語を教え、手話を学び始めました。
面白い人はいるはずだと探しています。
まだ、結び付けるまでには至っていません。
過疎を嘆くことはない。
コップに半分残った水を大事にすすっています。
まだまだ、途上です。
熊野古道を歩いて、16年間切り開いた先人の苦労を感じたい。

2025年4月26日
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暗渠その後

2025-03-31 02:47:35 | プロジェクトエンジニアー

今日は、「暗渠その後」について報告します。

まず、穴を掘りました。

暗渠を埋けました。

貯水した水用の排水管を確保しました。
夏の日照り用に雨水を貯水出来たら嬉しい。

剪定した柿の枝を短く切り、敷きました。
暗渠の穴がつぶれないようにするためです。

放置された竹を伐採し、枝を切り敷きました。

冬に刈り取っていた萱を刻み敷きました。

発酵牛糞と発酵鶏糞を撒きました。

林道脇の落ち葉(どんぐり)を敷きました。

牡蠣殻を焼き(有機石灰)と木炭(微生物の棲みか)を撒きました。

穴を掘るとき出た石で、石垣を造りました。

長い牛蒡が食べたい。
それだけのことでした。
約1週間、思う存分遊んでしまいました。

2025年3月31日
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人の人生を想像できる

2025-03-15 11:24:47 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「また来てください」です。


テレビを観ていて、キーワードに出会うことがあります。
今日は、移住して銭湯を引き継いだ若者の言葉です。
地域を温めていきたいと言われていました。
今日のタイトルは、「人の人生を想像できる」です。

私は、しばらくブログを更新できませんでした。
平凡な毎日を綴り続けています。
他人には、「平凡でいいんだよ」と言えます。
自分のことになると、格好をつけたがる。
「人の人生」とは、自分の生きざまであり、他人の幸せだと考えます。

東京でプロジェクトマネージャーを任された時、
下請けの方々は関東6県から来られていると知りました。
ラッシュを避けるために早朝4時に起きて、残業をすると家に帰るのが夜10時になる。
モチベーションが下がると判断し、残業と休日出勤を禁じました。
職場会議も朝礼だけにしました。
一回しかない全体会議(朝礼)に、皆さん耳を傾けてくれました。
現場を掛け持ちの親方からは、ブーイングでした。
ラッシュを避けて通い、7時にはほとんどの働き手が現場に入っていました。
8時の朝礼までは、残業良しとしました。
親方も安堵し、工事の進捗は予定より進みました。

工場で製造した廃棄処分になる食品を、無償で夕方持ち帰っていただきました。
普段一緒に食事をすることがない、家族が待つ自宅に早く帰って欲しかった。
袋を持ってきたかと、働く人とも話す機会が増えました。
休憩時間になると、誰かが飲料をまとめて買いに行くのを見ました。
その誰かの休憩時間が削られます。
現場に設置した自動販売機は、利益と経費(手間賃)を取らないことにしました。
冷蔵庫を持ち込み、無償ドリンクをいっぱい詰め込みました。
どちらも好評でした。
皆さんと馬鹿話をし、顔を覚えることができました。

川底の落ち葉を取り除き腐葉土にし、護岸にはびこる雑木と竹を伐っています。
続けられない年寄りに依頼され、耕作放棄地の管理をしています。
草刈りだけでは面白くないと、何かを植えます。
自分達だけでは食べきれないと、家族や友人に送ります。
宅急便代が馬鹿にならないからと、都会に住む親しい友人は着払いで受け取ってくれます。
畑を作物で埋められません。
数年で転勤を繰り返す自衛隊の奥様に、植え付けと収穫を頼みました。
食品スーパーでは売られていない自ら作ったB級品を、愛しそうに持ち帰られます。

若奥さんは息子にもやらせたいと、かつての農道の雑木と竹を伐り始めました。
蔓がからまる竹を二人で力任せに引っ張ったら、
共に転んだ奥さんのお尻の上に、頭から突っ込んでしまいました。
私が嬉しそうだったと妻にからかわれました。

若者が言う「人の人生を想像できる」人になれるでしょうか。

2025年3月15日
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等身大

2025-01-10 11:07:33 | プロジェクトエンジニアー

写真のタイトルは、「あったかスリッパ」です。
数年前、息子がプレゼントしてくれました。
愛用しているうちに、裏が擦り切れてしまいました。
妻にキルト地の切れ端をもらい、二重にして繕いました。
約2時間の作業でしたが、さらに温かくなりました。


今日のタイトルは、「等身大」です。
あなたが好きですとラブレターを送りました。
もっと知りたいと付き合いを申し込みます。
返事がありません。
知り合うことすらできないのが、憧れです。

私たちの暮らしは、簡単ではなくなっています。
物価高を補う工夫の毎日です。

自家製野菜や果物をもっと強く美味しくしたいと、落ち葉を集めました。
落ち葉の間に、糠や腐葉土を挟んで、有機の力を促進します。
有機肥料と竹炭粉(微生物の住処)は、野菜の苗を植える一か月前に鋤きこみます。
蓮華を植えて、根粒に窒素を補助してもらう。
さまざまな、できることを試しています。

経費を押さえようと、ある野菜で料理をし、洗濯と掃除を毎日します。
布団も廊下に出して、降り注ぐ陽の光で消毒・乾燥をしています。
雪が降らない瀬戸内の島です。
こんな晴れの日は夜霜が降りると、妻が警戒しています。
霜に弱いマイヤーレモンを早めに取り込みましょう。

憧れは、あこがれ。
出来ることを静かにやるだけです。
やる前より、少しずつ上手になります。
同じような繰り返しです。
好きな教科から始めて、苦手な教科に挑戦する。
難しさを知るごとに、できることも増えていく。
等身大の暮らししかできません。

こんなことを知っていれば、女の人ともう少しうまくやれたのではないかと思います。
遅いけど、生きています。
この頃になり、返事をくれなかったことに感謝です。

2024年1月10日

等身大とは、
・人の身の丈と同じ大きさ
・自分の境遇や能力に見合っていること
(広辞苑より)
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人間ドラマ(15のテーマ)

2024-12-30 07:45:59 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「宴も半ば」です。
寿命はいつ尽きるかわからない。
それまでは、「宴も半ば」と思いたい。
できるかどうかなんて迷わない。
外資系の会社に勤めている頃、常に年頭に「今年の売り上げ目標と戦略」について、ぶち上げました。


2015年9月20日~10月4日まで、伴侶を選ぶキーワードについて、考察しました。
私ではない誰かが考えた(思いついた)幸せになるキーワードです。
15のキーワードをモチーフにして、いつか人間ドラマを書いてみたいと思いました。
以下がそのキーワードです。
幸せを呼ぶ、なるほどと思われる言葉ばかりです。

親友(9月20日投稿)
尽くす
家族を尊重
励ます
特別扱い
良い影響
笑わせる
最優先
理解
欠点を補う
認める
信頼関係
コミュニケーション
謙虚
頼りになる(10月4日最終投稿)

2015年10月4日(タイトル「頼りになる」)の文末で、
「これらのキーワードを15日間追ってきました。
どんどんと読者は減ってきました。
自分の中から湧き出た言葉ではないから、頭でこねくり回した分面白くなかったのです。
いつかこのキーワードをモチーフにした人間ドラマが書けると良いがなと思っています。
テーマは、良好な人間関係の営みです。」
(記事より抜粋)
人間ドラマ(15のテーマ)に挑戦しようと思います。
1999年「柔らかな頬」で直木賞を受賞された桐野夏生氏は、
68歳(現在73歳)で「とめどなく囁く」を執筆されています。
年齢に関係なく見事な出来栄えです。
一つのテーマを400時前後で書き下ろせればと考えます。
できるでしょうか?
できるとも。

2024年12月30日
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