故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

救心

2023-05-31 04:05:06 | よもやま話

絵のタイトルは、「なんかねえ」です。
彼が、こんな話をするまで半世紀かかるでしょう。
馬鹿なじっちゃん達と、今は笑われます。


今日のタイトルは、「救心」です。
生薬を配合した昔からある薬です。
心臓の動きを助け、血流を改善し、動悸、めまい、気付けなどに効く。

いつものように、横浜高島屋の裏通りにある飲み屋に集まった。
昼間からゆっくり飲ませてくれる。
美味しいのに、リーズナブルな値段。
と言う理由で、いつもここです。

店のなかは、定年退職者らしき年代が多い。
各地に出張し、産地の美味い物を知っているため、
たくさん食べないが、味にうるさい人たちである。

腹いっぱい食べ、大いに飲んで、散会した。
翌日、先輩からマッサージに行って、帰りに「救心」を買ってきたよ。
試したのちに、また教えるよ。
とメッセージが届いた。

なんで、救心?と、電話で確認した。
バイアグラの代わりだよ。
と先輩。
奥様が近くにいらっしゃるのに、でかい声です。

あいつだな。
あいつが、これまで多くの物と考え方を我々に伝えてくれた。
初めに聞いたのは、アーモンド。
次は、絶食(一日一食)。
なぜか、コーラン。
そして、トンカットアリ(東南アジアに自生する木の根の粉末)。
私は、今でも絶食(一日二食)を続け、再婚前にトンカットアリを試した。
あいつが言うには、彼女が触るだけで元気になるとのことだった。
先輩と先輩の友人のために、トンカットアリを3袋も買い、ヘビーユーザーとなった。
他にも良い薬がありますよと、八王子から分厚いパンフレットが送られてきた。

救心の薬効を調べてみた。
バイアグラとは、真反対の効能ばかりです。
先輩もご高齢です。
古くからの生薬「救心」で、元気になるなら良しです。

2023年5月31日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はにかんで ことりとおつる 汗の音

2023-05-30 06:31:32 | よもやま話

絵のタイトルは、「笑う女」です。
こんな記事を書き、こんな絵を載せる。
私は壊れ始めたのかと、疑心暗鬼です。
いやいや、まだまだ。
案外、しぶといのです。


今日のタイトルは、「はにかんで ことりとおつる 汗の音」です。
もの想いにふける。
窓の外。
汗のような雨が落ちる。
この音はポト。

初めて会った。
壁を這う蔦が目印の喫茶店。
ハイヒールが近づき、スカートを揺らす風が吹く。
紫色の陰が揺れる。
心臓の音がことり。
聞き逃した。
きっと、キューだったはず。

今日はテストの日。
試験官が静かに回る。
すべるがごとく。
何もしていませんよ。
机を指がたたき、右を指す。
右から答えが滑り来る。
エッ、でも助かった。
国税の無駄遣いを減らさねば。
短い後悔と長い残念の溜息が出る。
コツコツ。

初めての時、私は見た。
どちらの汗か分からぬが、
ぽとりと落ちた。
こんなことだったのか。
パチンと弾けた。
明日の方だったよね。

枯野で焼かれる時が来る。
人には言えぬが、血潮が飛び散るだろう。
そして、音もなく燃え尽きろ。

2023年5月30日

(あとがき)
楽しきかな未来。
哀しきかな過去。
生きてる証の煩悩です。
上手に付き合いたいと願うこの頃です。
(筆者)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幸せを感じる時

2023-05-23 09:34:14 | よもやま話

絵のタイトルは、「酔っ払い」です。
少しだけ金があり、友がいて、時間があればこそ叶います。


今日のタイトルは、「幸せを感じる時」です。
幸せを感じるとは、何か良いことが感じられる瞬間です。

今朝も皿洗いから始めました。
汚れたものを洗うことから始めるのが、とても面倒です。
出来た料理を残った皿に盛る。
残った皿も汚れ、さらにフライパンと鍋が増えました。
フライパンには、油がついており食器すべてをさらに油汚れが包む。
認知症になると、洗い物をしなくなります。
若い時にもありました。
あとは、押して知るべし。

愛する人にコーヒーを飲をんでもらいたい。
いつもの場所から、乾いて清潔なマグカップを取り出す。
愛する人とより多く時間を共有できます。

それより前に、デートに出かける準備をします。
洗い物が乾いて、きちんと収納されていれば、勝負パンツだってすぐに見つかる。
あれこれアレンジも、整理された中からすぐに発見できる。

疲れている時は、すべてが億劫です。
元気になってから、やればよい。
元気になった時は、洗うことより急ぐ用事が出来てしまいました。
洗うことは、後回しになってしまいました。
ああ、すぐに洗っておけばといつも思います。

良いことが起きそうな予感がする。
幸せを感じる時です。
こんな気持ちを大事にしたい。
台所が片付いていれば、忘れたこと(わらびをあく抜き)もすぐに取り掛かれる。
そして、幸せな予感(わらびを食べる)が増えていく。

ルーチンワークは、何故?と思うくらい面倒です。
まとめてやりたくなるのは、働くものであれば誰しもそうです。
毎日やっていれば、急なデートにも難なく対応できる。
子供がぐずっても、すぐに笑顔であやすことができる。
幸せなんて、小さなことの積み重ね(日常生活)の先にある。
幸せは、急に飛び出してくるから危険です。
慌てることもなく享受するには、
左右を見てさらに右を見るくらいの余裕(日常生活)が近道でした。

幸せは、自分が感じるものです。
だから、人に任せてはおられない、自分がやるのです。

2023年5月23日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対面

2023-05-22 08:06:18 | よもやま話

絵のタイトルは、「さざ波」です。
水面を通る見えない風を描きたかった。
それが描きたかった。


今日のタイトルは、「対面」です。
G7広島サミットに、「対面」でスピーチしたいと、ゼレンスキー大統領が来日されました。
いつものTシャツ姿でした。
「対面」会議の効果は、大いにあったような印象です。

今週、横浜に行きます。
ゴルフコンペ出席が、表向きの理由です。
子供達に会うのが、真の目的です。
電話で話しても、手紙にしても、少しずつ「?」が纏いつきます。
子離れしなさいと妻に励まされます。
子供達は岐路に立っているはずと、勝手に思い込んでいます。
何か役に立てないか。
親ばかです。
会って話せば分かり合えることが多いと、期待します。

営業職の時、8時間かけて出張し、相手に興味がないことが分かりました。
5分の面会で、また8時間をかけて帰りました。
それ以後は、相手の興味に合わせました。
時候の挨拶だけで帰ることもありました。
時間がとられない分、多くの営業先を回ることが出来ました。
悩みを聞くうちに、相談にも乗るようになりました。
営業品目にないことも話し合い、他社の機械の具合も見ました。
多くの相談は、その場で話し合いました。
解答できないものは、後日訪ねる理由となりました。

手紙やメールは一方的で、電話では表情が分からない。
時間をかけて会いに行くことにしました。
会う時だけは、時間が短くても、表情が読み取れました。

孫の似顔絵を描き、爺ちゃんと婆ちゃんに見てもらいました。
孫の友達の似顔絵25枚のなかから、見つけることが出来ませんでした。
しかし、お父さんはすぐに子供の似顔絵を見つけることが出来ました。
親子であろうと、「対面」で話すことは大事です。
毎日、刻々と変わる表情から、何かを感じる。

2023年5月22日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボーンチャイナ

2023-05-19 07:08:41 | よもやま話

絵のタイトルは、「もちよ来い」です。
チュニジアダンスを披露してくれたフェスティバルの最後にもちまきがありました。
ボーンチャイナを、「使って」と送ってくれた方です。


ボーンチャイナのマグカップを、娘から誕生日プレゼントでもらった。
牛の骨粉を釉に混ぜた、白い磁器である。
フィンランド人のAnna Emillia のデザインが優しく温かみがある。
箱に製造番号が入った鳴海製陶(ナルミ)のマグカップでした。
コーヒー好きの私達のために、世界中の有名なコーヒーも一緒でした。
コーヒーは、標準(豆量)が8gのところ10gで、150gのお湯で淹れていました。
真空包装した挽いたコーヒー豆は、一杯分が11gあって驚きました。

今日のタイトルは、「ボーンチャイナ」です。
カフェを開店した7年前、段ボールで2箱、陶器が届いた。
家を解体するにあたって出て来た、義父が収集したと言われる陶器をいただきました。
すべて、裏に製陶会社のロゴが入ったものでした。
使ってくれたら、義父も喜ぶと書かれていました。
いただいた多くの陶器には、ナルミのティーカップとコーヒーカップも含まれていました。
デザインが少し古めかしかったが、一部のカップセットをガラス棚に収納しました。
その中から気に入ったものをお客さんに選んでもらい、紅茶とコーヒーを淹れました。
田舎のカフェで、素晴らしい陶器との思わぬ出会いになりました。
閉店に当たり、ガラス棚の陶器は残してきました。
次のオーナーが、喜んで引き継いでくれました。

オーストリアに、製粉会社のお客さんと旅をした時のこと。
ザルツブルグで、お客さんはチョコレートとボーンチャイナを買われました。
木箱に入ったチョコレートもボーンチャイナ(1個)も高価なものでした。
私は、どちらも買えませんでした。

そんなボーンチャイナを二度も手にすることになりました。
プレゼントされたコーヒーをマグカップで飲みました。
190gのお湯で落としてみました。
美味しい。
次は、150gで落としてみましょう。

陶器を送ってくれた友人へのお返しは、カフェの庭でたくさん採れた山椒の実でした。
近所の竹藪で掘った筍(4時間以内に茹でたもの)、畑のじゃが芋や地域で採れた果物でした。
一軒では余る送りものを友人たちと分けたよと、たいそう喜んでくれました。
ボーンチャイナの縁は、島に移住してからも続いています。

2023年5月19日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする