故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

書いてなんぼ

2024-06-28 06:00:43 | よもやま話

絵のタイトルは、「鳥栖の女」です。
久光製薬の野外美術館で見つけました。
誰も、この少女の美しさに異を唱えられません。
真っ黒でよくわかりません。
美しさを追及していたら、いつしか真っ黒になっていました。


自由業の人は、上司がいない代わりに仕事をしなければ食っていけない。
ニッチだろうが、アルバイトだろうが食っていくためには何でもやる。
今日のタイトルは、「書いてなんぼ」です。

記事をアップしないと、読者数は激減します。
この頃は、過去の記事も読んでくださるので激減まではいきません。
文筆業は、活字にしてなんぼです。
限られた社会で世渡りが上手でも、売れるわけではありません。
一発だけでも生きていけない。
死ぬまで書き続けます。
(篠田節子さんがエッセイ(寄り道ビアホール)でそのようなことを書いておられました)

書くものは、生きてる世界で変わっていきます。
今思いついたこと、感じたことを自分なりに咀嚼して文章にします。
アルコールが入ったら、一切書きません。
40歳を過ぎたころより、飲んだら仕事の話はしないと決めました。
絶対譲れないし、喧嘩になることもありました。
今は、馬鹿話とエロ話に終始します。
時々、友人の奥様から「退場」の声がかかります。
仕事の話をしたがる人には、素面になって聞きましょうとあいさつします。
改めて、話をする方はおりませんでした。
アルコールが作用して、ぷつぷつと淀んだ水から吹き出す澱のような繰り言になりがちです。
止まらないなら、喧嘩になってもよいのです。
酒の席で、お行儀が良いことなんて誰も望みません。
大いに暴れましょう。

素面でも妄想に明け暮れます。
夢で自分はこんなに汚い奴だと思い知らされます。
それも自分の脳が紡いだことと真摯に受け取ります。
不具合を楽しもうと篠田さんは書いておりました。
確かに問題児のいない職場も教室もつまらない。
酒ばかり飲んで、福祉の世話になってるおっちゃんこそ頼もしい。
12レースが終わって、おけら街道を下を向いて歩く人の群れを見ます。
電車賃だけは残した。
すっからかんになって、あそこでやめておけば酒のいっぱい、おでんを一切れ食えたのに。
そんなものです。
だから、書くのです。
不条理こそ最高のエッセンスでありスパイスです。
浮気、盗癖、怠惰なんでもござれです。
ただ、書く時だけは真剣に自分に向き合います。
お前はその程度かと。

2024年6月28日
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川底の掃除(Part2)

2024-06-26 16:19:29 | よもやま話

絵のタイトルは、「さざ波」です。
強烈な流れは、何も運ばない。
静かなせせらぎこそ豊かさの象徴です。


明日は強い雨が降ると天気予報が出ました。
今日のタイトルは、「川底の掃除(Part2)」です。
身体は重いのですが、頑張ってみました。
崩した土は一晩経っても流れていませんでした。
川底で均等に流れが出来るまで、泥を崩して流し続けました。
大人の泥遊びです。

草が生えているときは、きれいな水ばかりが流れていました。
草を刈り、根を取りました。
うたかたのような腐葉土を何度も岸まで揚げました。

川底で水が均等に流れるようになりました。
せせらぎです。
せせらぎになると、残った腐葉土と砂が勢いよく流されていきます。
草が生えているときは、腐葉土も砂も流れていませんでした。
山の栄養が、砂と共に海まで運ばれます。

2024年6月26日
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川底の掃除

2024-06-25 23:44:00 | よもやま話

絵のタイトルは、「石垣」です。
川から拾ってきたのでしょう、丸い石で築かれています。


雨が降りました。
かねてより、何とかしなくてはと思っていたことがあります。
今日のタイトル、「川底の掃除」です。
腐葉土に草が生え、川の流れが狭くなっています。
これでは、山の恵みが海までたどり着けません。
線状降水帯が居座った時は、土石流になってしまいます。

雨が降る前に川底の草を刈りました。
腐葉土に鍬を入れ、流れに放り込みます。
どんどんと流れが変わっていき、土と草の根がはがれていきます。
長年堆積した腐葉土は泥になっています。
川底は、優秀な左官が施工したのかコンクリートで水平に仕上げています。
流れをせき止める堆積物がなければ、川幅いっぱいに均等に流れるせせらぎです。
泥を流れにいれて、砂と共に下流に流します。
下流側から始め、上流に昇ります。
流れが緩やかになる中流域では、重機で堆積した砂を揚げると聞きました。

堆積した泥の中には、みみず、ムカデやひるがいます。
それらを餌にするのかカメもいます。
泥が流れたら、残った木切れや草の根を葉と共に川岸に拾い上げます。
集めて腐葉土にし、畑の肥やしにします。
これがご褒美です。
流木は燃やし、石は石垣の修復に使います。

谷戸を流れる川の掃除は、近くに畑を持つものや集落の者がしていました。
耕作放棄地の持ち主は都会に住み、残るものも高齢で出来なくなりました。
梅雨時の今は、簡単にできる仕事です。

2024年6月25日
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美醜

2024-06-24 11:19:40 | よもやま話

絵のタイトルは、「あら」です。
見知らぬ人から声をかけられました。


次が「まあ」です。
似顔絵を描かせてくださいと申し込みました。
同一人物です。


今日のタイトルは、「美醜」です。
才色兼備で8等身の女性が好まれます。
SNSで名刺代わりに顔写真が使われます。
フォロワー数に違いが出ます。

長く生きてると、
美人は三日で飽きて、ぶすは三日で慣れる。
と実感します。
同じ人だって、笑顔と険相では印象が異なります。
笑い皺は、その人の暮らしと内面で作られます。

美しい女性が、ある男性と付き合っていました。
有名大学出で、由緒ある家柄の男性から告白されました。
女性は乗り換えました。
長い年月が経ち、由緒ある家の義母が病気になっても、
一緒に暮らすことができませんでした。
旦那と一緒にいるより、子供のほうに行く回数が増えてきました。

若いころは、無いものねだりをしがちです。
欠けるものばかりを気に病み、心の行き場を塞ぎます。
美容成形で得た自信も揺らいできます。
生まれた子供に、昔の自分を見ます。

結婚後、片目をつぶり、次第に両目を閉じました。
そのころには、心眼で見る癖がついていました。
見えなくても見える。
そのあと、どうなるのでしょう。
これからが、楽しみです。
やらかしたことを笑い話に昇華しつつも、罪深さを悔いる時間もたっぷりあります。

2024年6月24日
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義務感よ、さようなら

2024-06-23 13:08:25 | よもやま話

絵のタイトルは、「ちょっと一休み」です。
与えられた餌を、狸や野良猫に横取りされているワンちゃんです。
12時のサイレンに先祖の血が騒ぎ、遠吠えだけはかかしません。


雨が降ると言ってもいつまでも降らない。
上がったら蒸し暑い。
雨で出来なかった仕事がたまるだけです。
今日のタイトルは、「義務感よ、さようなら」です。

どんなに楽しいことをしたとしても、続けるのは簡単ではありません。
ぽつんと一軒家という番組があります。
初めは、怖いもの見たさで釘付けでした。
大変だろうな。
そのうち、田舎には田舎の良さがある。
食べるために必死だった過去がある。
懐かしい原風景を見る思いで見るようになった。

田舎に帰り三年が過ぎようとしています。
荒れた耕作地付きの家を買いました。
耕作放棄地の雑木を伐り、三年をかけ根をおこしました。
90歳超の方たちから耕作放棄地の管理を任されるようになりました。
本来の目的であった、実家の片づけは後回しです。
外国人に日本語を教え、耕作放棄地で切った雑木をキャンプ場に持ち込んでいます。
さらに、集落の世話役が回ってきました。
余生は、忙しい暮らしに変貌しています。

会社に勤めている頃は、体重が80Kgあった。
それが、今は70Kgを切るようにスマートになった。
腰痛に悩まされていたが、腰痛が原因であったしびれも含め改善されている。
よいこともある。
やることは山とあり、時々潰されそうな感じがある。
これまでやらなかった魅力に目覚めてもいる。
義務感で走っていた速度60Km/時間を、できぬものはできぬと40Km/Hrで走ることにした。
不思議なことに身体も気持ちも楽になった。
また、前のような速度で走ることもできる予感がする。

田舎暮らしを続ける秘訣はなにもない。
どこで暮らしても、未来は予測がつかない。
自分で限界(あきらめ)を作ることはしないと決めている。
ハードルも時々低くすれば、飛び越えられる。
追い詰めないことこそ、健康(持続)の秘訣です。

2024年6月23日
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