故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

疲れるだけ、生きてるか

2022-05-31 05:44:48 | よもやま話

絵のタイトルは、「お兄ちゃん、弟よ」です。
照りつけるアスファルトの割れ目に、アザミ兄弟がいました。
鮮やかな色合いでした。


空の下 桃源郷は そこかしこ 

私が書くブログは、正直です。
なんでも吸い込んで亡き者にするソージキ(掃除機)ではありません。
親父ギャグから始まりました。

今日のタイトルは、「疲れるだけ、生きてるか」です。
懸命に生きてきました。
大いに馬鹿を繰り返しました。
趣味はと聞かれると、「飲む打つ買う」と答えざるを得ない。
繊細なことを質問するなではなく、それほど馬鹿だったと言うことです。

仕事馬鹿は、歩いていてもプロジェクトのシミュレーションをしていました。
「想定外」なんてありえない。
二枚舌どころか、三枚舌を駆使して、私生活も仕事も生き抜きました。
きっと死ぬなと思ったことも数度ではありませんでした。
お前はこんな程度か。
疲れて寝ると、必ずもう一人の自分が起こしました。

今は、泥のように眠る毎日です。
疲れるを越して、肩の凝りが気持ち悪くします。
夜、熱中症を体験します。
腿の内転筋を吊ったり、腹筋を吊ったりします。
完全にオーバーワークです。
時間だけは自由です。
起き上がり、痛くなくなる迄、立っています。
妻も「またか」と心配しません。

かつては、疲れる前にシミュレーションしていました。
当たって砕ける前に、腐っていました。
馬鹿なことをしてきたと、つくづく思います。
好きなことも嫌いなこともやり続ければ、なんらかの灯(ともしび)が見えてきます。
長屋がどんなに理想的な住まいか、今は実感できます。
金持ちになるほど、下らぬごみが所せましです。
持たない、いや持てないことが、どんなに素晴らしいことかやっと解ってきました。

疲れて泥のように眠る。
明日のことなんか考えることも出来ない。
今日一日、無事に過ごしたい。
下を向く目の端に、ヤマユリが揺れています。
ああ、美しい。
もっと見たいと、草を刈り花を植える。
疲れるからゴミも拾わない。
疲れても良いから、ごみを拾う。
そんな風に変われるものなのです。

疲れるだけ生きている。
眠りから覚めると、「生きていていいんだよ」と、
神様だか誰かが言ってるような気がする。
聞こえぬ声が、自分の身体の奥底から聞こえてくる。
心地よい音楽となる。
身体が、わっさと動き出す。

2022年5月31日
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鉄柵設置

2022-05-30 01:39:26 | よもやま話

絵のタイトルは、「おーい」です。
かつては、やるせなくなって横浜ベイブリッジに呼びかけました。
私達は、いったい何をしているんでしょう。
「おーい」と叫びたいのをぐっと我慢しています。


鉄柵が 屯田兵の デビュー戦

今日のタイトルは、「鉄柵設置」です。
二日がかりで、猪対策用の鉄柵を設置した。
総長85mを、一枚(2mx1mxΦ5mm)ずつ建てていく。
杭を打ち、ステンレス製の針金でとめていく。
電柵用のスペースを1m開ける。
鉄柵周囲の85m2は、常に草刈をしなければならない。
電柵の直流電流10,000Vに草が当たるとショートするからである。

畑は矩形でしかも段々畑である。
カーブもあり、落差もある。
猪は柵内に好物を発見すると、柵の周りをまわりながら弱い箇所を見つけ、柵下を掘り始める。
掘られないように、柵の下には鉄棒を仕込む。
体当たりにも負けないように、斜めの支柱で補強する。
特に移動式入り口(二か所設置)には注意をして、扉の可動範囲に鉄棒を仕込んだ。
入り口の柵にも、体当たりに耐えられるよう鉄棒で補強した。

今日は、夏日でした。
熱中症にならぬよう、小刻みに休み水分を補給した。
鉄棒を地中に打ち込むものの、この辺りは花崗岩が割れた砂地で、なかなか入らない。
ドライバーでゴルフボールを打つのとは、けた違いにきつい。
妻は、柵をステンレス製の針金で結束する。
なかなか上手になった。

約6時間の作業を終えて帰った。
シャワーを浴び、缶ビール(500ml)2本を流し込んだ。
酔ったのか疲れたのか、横になった。
そのまま寝ることはできない。
ルーチンワークの自分の分だけでもと、起き上がりやった。

隣りの畑の人が来て声をかけてくれた。
猪用の対策に努力する。
彼も、昨年洗礼を受けて追加策をしたらしい。
互いに自嘲気味に笑う。

2022年5月30日
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自給自足とは

2022-05-29 18:34:42 | よもやま話

絵のタイトルは、「川筋気質」です。
無いものはない、あるもので勝負をしてきました。
男度胸の川筋者が、遠賀川で石炭を運びました。


友人への手紙をここに載せます。
タイトルは、「自給自足とは」です。

自給自足の生活とは何でしょう。
私は独りで生きることを考えてみたい。
野菜を作ります。
種を残し翌年その種を植えます。美味しくて丈夫な野菜を作るには、F1種(1世代)を買います。
野菜には、肥料と水と太陽光が必要です。
東北では、糠を混ぜた発酵コンポストを使っていました。
ここでは、電気コンポストを使っています。野外に害獣が多いからです。
水は、井戸水を使っています。山の畑には、20リットルのタンクx3個で間に合うものを植えます。
太陽光を好むもの(葉っぱ類)は、日の当たる場所に植えます。
湿気を好むもの(里芋類)は、日陰の畑に植えます。
手のかかるもの(茄子、トマト、葱や香草、レタス類)は近くの畑に植えます。
農具は、軽トラ、耕運機、草刈り機、鎌類、鍬類、鋸類と蚊取り線香です。
農薬は、ストチュウ(酢、唐辛子、焼酎)です。
化学薬品は、効果的な一回(花の時期)だけ使います。

通信(携帯電話、インターネット)を持っています。
移動手段は、軽自動車です。
東京も新幹線や飛行機より自家用車です。
荷物が一つなら、飛行機を使います。60歳以上なら(急がないと)片道1万円で乗れます。
新幹線なら、ジパングクラブに入って、3割引きです。

田舎では、情報とものが回ります。
私達の基本的な贈りものは、パンと焼き菓子です。
60Aの単層100Vを受電し、単層200Vで使える電気オーブンで焼きます。
大量に山菜、野菜、果物や魚類が手に入ります。
都会の捌ける友人が4人います。生ものは避け、ジャムや佃煮に加工(火入れ)します。

食に多くの時間を割きました。
衣類は、重ね着が基本です。衣類の修繕のためミシンを習っています。
長靴、運動靴が主たる履物です。
帽子は、野球帽、麦藁帽とハンチングです。

住は、平屋と納屋です。
客用布団は4組だけです。圧縮して使う時だけ出して太陽に当てます。
出っ張る物(箪笥、本箱、机類、電気製品)は、すべて納屋に入れています。
季節ごとに入れ替えます。
布団も毎日上げ下げし、居室には何にもありません。掃除が簡単です。
洗濯も毎日するので、干す場所は限られています。
大きなもの(布団類)は畑で切った木で棚を作ります。

移住をすることが多かった。
通常は4トントラック1台で済みます。移住のたんびに、断捨離してきました。
今回は、農具が多く大掛かりになりました。
移住するたびに、壊れた個所の修繕やライフスタイルに合わせて改築しました。
DIYは得意です。電気工事、大工仕事や庭木の剪定などできます。

一人になると収入は半減です。
経費は、半減とはいきません。
趣味を変えるでしょう。
一人でできること(読書、物書き、絵手紙、音楽:妻にピアノを習う)にシフトします。
借金は、すべて清算しました。
付き合いも小さくなるでしょう。

釣ができると言っても腕と環境(釣れる場所)が大切です。
いまのところ、(半農)半漁とはとても言えません。

自給自足とは、身の丈にあった生活だと思います。
私達は、これからも変化します。
将来を愁い、今の生活を犠牲にする必要はありません。
準備と心構えをしておき、想定外なんてありません。
いい意味で、「なるようになる」です。

物理的な自給自足ではありません。
経験を積みながら、余るもの(時間)で補うことです。
補うものが無い時は、知恵と体力で勝負するしかないでしょう。
多くても少なくても、使い方によって生きてきます。

2022年5月29日
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こんな時こそルーチンワーク

2022-05-28 07:11:44 | よもやま話

昭和記念公園の水場にいた野鳩です。
絵のタイトルは、「あんた誰、私ね」です。
鳥と話すことが出来たらなんてね。


夜無音 鳥たち今日も 緑濃し

背中がきしみます。
手の指が分厚くなった感じがします。
悪いことばかり脳に浮かんできます。
今日のタイトルは、「こんな時こそルーチンワーク」です。

妻が、パンづくりを始めました。
今日、訪ねて来られる元同僚の方たちのための土産にするためです。
「どんな方と一緒になったん」と私を見に来られます。
木枠で額縁を作って、納まろうかと考えています。

これで、4本目の煙草に火を点けました。
台所が空くのを待つ間、ブログを書いています。

一昨日は、鉄柵を設置しました。
杭のハンマーうちが、堪えました。
昨日は、クラブを短く持って、思いっきり腰でひっぱたきました。
身体が、「無理よ」と言っています。
働くのも、遊ぶのも体力勝負です。

ルーチンワークで、身体がほぐれて来る。
ほぐれて来ると、やる気も湧いてくる。
そして腹も減る。
台所が空いた頃、遅い朝餉の準備です。

2022年5月28日
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猪対策

2022-05-27 04:10:12 | よもやま話

絵のタイトルは、「そばを作る人」です。
屋根より高い畑で、斜めになりながら蕎麦を栽培しています。
なんでこんな所でと、やらぬ者は思うことでしょう。
先祖伝来の土地が、そこしかないのだから仕方がないでしょう。


見る阿呆 に踊る阿呆が ソンソンと 

今日のタイトルは、「猪対策」です。
よもや自分が猪除けの鉄柵を設置する者になるとは、予想もしませんでした。
近所の方たちは、我が家のジャガイモを掘ったのは、
タヌキ、穴熊、ハクビシンと害獣の名前をあげる。
さらに、鳥たちも害獣の仲間入りをするのだろうか。
農作物を守るのは、蚊が侵入するのを防ぐ網戸であったり蚊取り線香で
自分たちを守る行為と同じと考える。

畑に生える木々を伐採し、木材として組み合わせ猪対策の柵とするのを、東北で見た。
自然の物で対策をしたいと思うが、時間と労力がかかる。
手っ取り早く、鉄柵と電気柵を設置する。
畑にどこからでも入れたのに、入り口は限られた箇所になります。
家に入るのに、玄関や縁側からと限られていると自分を慰める。
これが忸怩たる所以です。

長い時間をかけて、耕作放棄地の木を切り、雑草を刈ってきました。
猪の隠れ家をひとつ消したつもりでした。
きれいになった田畑を見て、「昔からこうだった」と悦に入っております。

鉄柵を設置中、いろんなものに遭遇します。
縞蛇が横切ります。
ぶよ、蚊と蜂が刺します。
仏法僧が、「テッペンカケタカ」と私の髪が薄いのをなじります。
雉のひながかえり、親雉の心配をよそに、甘えた鳴き声をあげています。

私達だけが特別じゃない。
自然の恩恵は、皆が受け取ってしかるべきです。
これは、自然に生きるものの、普遍の戦いそのものです。
成り行きです。

2022年5月27日
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