故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

60過ぎの恋

2016-08-15 09:53:30 | よもやま話

はたまた、無謀なテーマ「60過ぎの恋」を選んだものです。
年齢ということで、引っ込み思案になりがちです。
今さら、恋でもありますまい。

仮に、パートナーを病気か何かで失ったことを想定します。
あるいは、家族(父母など)が病気になったりします。
介護で、ますます孤独になっていきます。
順番とは言え、つらいものがあります。
そんな時、心の支えはパートナーであったり、子供だったりします。
子供とて、自分の生活でいっぱいです。
ましてや、遠くにいたりすると絶望的です。

私達の年代は、役割分担してきました。
夫は稼ぎ、妻は家を守る。
どちらかがいなくなると、二人分をやらなければなりません。
自活するには、普段からやっていないとできるものではありません。
料理、洗濯に掃除と下手なりにどうにかできるくらいでないとものになりません。

そんな時、出会いがあればもう一度小さな家族となることもありだと考えます。
しかし、長い年月で培った経験と想いは、変えようとしても簡単にはいかないのです。
40歳を過ぎたら自分の顔には責任を持たなければなりません。
同じように染みついた生き方があります。
若い頃と同じではありません。

似顔絵を描くことがあります。
皆さん、素敵な部分をお持ちです。
良いところを探そうとするから、見えてくるのかもしれません。
どなたも、鏡の中の顔が一番素敵です。
良い顔、元気な顔を一番知っているのは、自分自身です。
その顔が出てくる人とは、なかなか出合えるものではありません。


忘れていた乙女心です。
危うい年頃のときめきです。

それとも、遠い昔のような気持ちでしょうか。
障子を開けると、若々しい新芽が出ているかもしれないと言うのに、
障子を閉ざしたままです。


やはり、勇気が必要です。
私達は生きています。
より良い環境を選びたいと思うのは誰しも同じです。
「60過ぎの恋」とは、新しい人とだけではありません。
目の前にいる、遠慮なく放屁をする妻かもしれません。
今さらなのです。
だけど、さらに楽しい生活があるとしたら、もう一度恋をしても良いでしょう。
片想いでも良いでしょう。心ときめくことがあっても良いと思います。

たくさんの似顔絵を描く時、いろんな出会いがあります。
この人は、今でも楽しく生きているなと思うことが大半です。
私は、できるだけ笑顔を描きたいと思っています。
その方が思いつく最高の笑顔を描いてみたい。
それは、小さな恋です。素敵だなといつも思います。

「60過ぎの恋」はそんなものかもしれません。

誕生日 忘れてごめん 肩を揉む

2016年8月15日

コメント
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