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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

去る者は追わず、来る者は拒まず(Part3)

2016-08-03 00:48:10 | プロジェクトエンジニアー

Wi-fiの環境で書いています。
時々、Netがつながらなくなります。
せっかく書いた記事が投稿時に消えてしまいました。

気を取り直して、夜に書くことになりました。
今日のテーマは、「去る者は追わず、来る者は拒まず(Part3)」です。

人の興味に焦点を当てて、考えを進めることにします。
掃除をすることは良いことだと、各個人の興味が及ぶ範囲で掃除を始めました。

ある人は、部屋を掃除しました。
またある人は、家の前を掃除しました。
更に進んで、地域の草刈りをしました。

日本の隊が、ヒマラヤ登山をし、ゴミが多いのに驚きを隠せませんでした。
近くに居た外国の隊の人に、これはひどいねと話しました。
富士山ほどじゃないと、答えが返って来ました。
日本隊の一人が、帰国後賛同者に呼びかけ、富士山のゴミ拾いをしました。
最初は、土の上に出ている不法投棄物を取り除きました。後に埋まっているものを掘りだしました。
宇宙のごみとなったCo2が住んでいる地球の温暖化を進めているようです。
最近では、国単位でCo2排出規制の目標値が提案されました。
これは大変なことだと、排出規制を守る工夫をし、緑化運動を推進しました。

ある人物(仮称:加藤さん)が提案し、マンションの周りのゴミ拾いをしようと呼びかけました。二人の賛同者がいました。最初は三人で始めやがてマンション全体の人が参加するようになりました。

加藤さんは、さらに町全体のゴミ拾いをしようと提案しました。同じマンションに住んでいる賛同者二人に呼びかけました。その二人は、興味を示しませんでした。加藤さんは、もう一度呼びかけました。新たな賛同者が手を上げました。
PTAにも呼びかけ、集めた空き缶とダンボールは、再生業者に売り、子ども会に寄付することにしました。その時の仲間は、さらに海水浴場のごみ取りも始めました。子どもたちが安心して泳げる環境を作りました。

加藤さんは、ある時富士山の裾野で不法投棄物をきれいにしている新聞記事を読みました。町全体のゴミ拾いをした仲間に呼びかけ、富士山のクリーンアップ運動に参加しようと提案しました。仲間は興味を示しませんでした。
加藤さんは、仕方なく市内全域及び周辺地域に新たに呼びかけることにしました。新たに集まった賛同者とクリーンアップ運動に参加しました。

これは、清掃を例にあげた「掃除は良いこと」の各人の興味について考えてみました。マンションの周りを清掃する人は、今でも中心になって活動しています。
町内会は、PTAを中心に今でも町内の清掃を続けています。富士山のクリーンアップ運動も、地域の中の新たな賛同者たちは参加し続けています。

加藤さんは、さすがに宇宙のゴミ拾いに参加しようとは提案しませんでした。
良いことも、各個人の興味の範囲で進めることは可能です。加藤さんは、都度呼びかけることをして、新たな仲間づくりをしています。

今日のテーマである、「去る者は追わず、来る者は拒まず」を実践しています。
良いことだと始めた清掃ですが、加藤さんは過去の仲間を引っ張っていません。
都度呼びかけて新たな仲間づくりをしています。

せっかく良いことだと始めても、人の興味に沿った仲間づくりをしないばかりにせっかくの良いことも続かないことになります。

あるグループがボランティアで「花を植える運動」を展開しています。長く続いたそのグループの活動は注目を集めています。最初から参加した方々も高齢となり、広がりを続ける運動についていけなくなりました。リーダーは、呼びかけ新たに仲間に加わってくれる元気な人たちを募集することを続けています。
リーダーは、一緒に始めた昔の仲間を大事にするあまり、新たに加わった人達の意見や都合はどうしても二の次になってしまいます。ここにも落とし穴があります。人の興味は変わりませんが、世代が変わっていることに気づいていません。リーダーは、自ら世代交代し、新たなリーダー作りをしなければならなかったのです。新たなリーダーは、会の成り立ちも理解し、始めた人たちの精神を尊敬する人でなければなりません。
「去る者は追わず、来る者は拒まず」は、いろんな場面で応用できます。

可愛嫁 婆になりしも 味つなぐ

2016年8月2日

2014年11月12日投稿記事「去る者は追わず来る者は拒まず」を参照ください。
2015年1月12日投稿記事「去る者は追わず、来る者は拒まず(Part2)」
併せて参照ください。


コメント
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