ヤブキリは,ミニトマトの青い実を食べ始めました。実には大きな穴が開いています。
葉も食べました。
レンズにつかまって葉をむしゃむしゃ。下から見る姿って,めずらしいでしょうね。
見る見るうちに葉が食べられていきます。
口元をしっかり撮りたくて,もっと近づきました。
野菜畑はヤブキリには居心地がよいのでしょうか。
ヤブキリは,ミニトマトの青い実を食べ始めました。実には大きな穴が開いています。
葉も食べました。
レンズにつかまって葉をむしゃむしゃ。下から見る姿って,めずらしいでしょうね。
見る見るうちに葉が食べられていきます。
口元をしっかり撮りたくて,もっと近づきました。
野菜畑はヤブキリには居心地がよいのでしょうか。
ヤブキリは,その後ナスに移動。
さっそく葉を食べ始めました。しばらくすると葉に穴が開きました。
野菜はヤブキリにとって食餌植物だとわかります。
ヤブキリは移動。
横木を渡ってトマトの方に移って行きました。
この後がまた,印象深い場面を撮影できました。
ヤブキリの話題を続けます。
そのままにしていると,もちろんどこかに行こうとします。途中でカタバミの葉を食べました。
歩いて移動します。左の後脚が半分失われています。
こういう写真は,被写体に限りなく近づくに限ります。ただ,近づいても,光の加減でレンズの影が内り込まないようにしなければなりません。
近づきすぎると,レンズにつかまろうとすることがよくあります。
歩いて畑にやって来ました。
そのまま後を追った結果,とてもおもしろい行動を目撃することになりました。
我が家には例年ヤブキリが現れます。たぶん,何匹か生息しているのではないでしょうか。今日も成虫(オス)が目の前に現れました。
それはジャガイモを収穫しているときでした。突然出現したのです。
それで,"魚露目"で撮影してみました。もちろん,環境を併せて記録したいと思ったからです。
撮り始めると,ヤブキリはレンズを捕まえてカメラに移ろうとしました。
畑横の小屋の壁に登りかけました。
シートに乗って。
口をもぐもぐさせて。
また,レンズをつかもうとしました。
バッタのなかまが盛んに活動を始める季節を迎えました。この先,どんな出会いがあるか,たのしみです。
ニジュウヤホシテントウはジャガイモの葉が大好きです。葉を裏返すと,集団で産み付けられた卵が並んでいます。黄色くて細長い卵です。それがニジュウヤホシテントウの卵。
孵化を観察するには,あらかじめ葉を水に差しておいてときどきそれを確かめればよいでしょう。やがて,薄っすらと目と口が見えかけます。実にゆっくりと誕生するので,慌てることはありません。下写真は誕生し終える頃のシーンです。先に孵化した二匹の幼虫は殻から離れて行っています。左隅に見えるのがその一匹です。他の卵は孵化を控えています。
カメラ位置を変えて撮りました。からだを立てても倒れることはありません。
長い時間をかけてここまで来ました。降りるといっても,時間がたっぷりかかります。
こちらは頭部だけ出してじっとしています。
「それなら」とばかりに,隣りの個体が誕生。「お先に」という感じでさっさと出ようとしています。
時間が経ってから見ると,やっと動き出していました。
それにしても,きょうだいの誕生でありながらも,時間差はかなりあります。
これらの幼虫が今からジャガイモの葉を盛んに食べて育ちます。農家にとっては迷惑な昆虫になっていきます。
とにかく,カレハガの外見は枯れ葉にそっくり。色も,翅脈も。
主脈の始まりがまた,驚くほどのかたち。触覚までがその続きを手伝っているのです。
頭部を斜め前から見ました。ガのからだって,どれでも,とにかくふさふさした毛が印象的です。
それより迫りました。
もっと迫りました。毛の多さにはびっくりします。
正面から撮りました。この写真からカレハガが連想できるかといえば,わたしにはまったく無理です。
未知で意外な世界が広がって見えるのが,この種の写真のたのしさ・魅力のような気がします。
ハッチョウトンボを初めて見たのが50年前。それは遠く青森県で行われた科学教育関係の研究会で,生息地に案内していただいたときです。つい先日,50年振りにハッチョウトンボと再会。今回訪れた生息地は京都府。出かけた甲斐があり,その姿にすっかり魅了されました。
わが国でいちばん小さなトンボです。一円玉を持っていくと,タイミングがよかったのか,乗ってくれました。なんとも感動的。体色が赤はオス。
すてきな出会いがありました。お相手は,リタイヤ後の今,この湿地の環境をずっと見守りながら,ハッチョウトンボの生態を調べ尽くそうとしていらっしゃるSさんです。たまたま,撮影に訪れた時間帯に調査に来られていました。お話をお聞きしていると,並大抵な取組ではなさそうなのです。それだけに,ハッチョウトンボの生態については途方もなく豊かな知見を蓄積なさっているように思えました。いただいた名刺には肩書が「セミ・ハッチョウトンボ生態研究者」とありました。
わたしはいつも思うのですが,昆虫の生態に関心を持ち続けて,その事実を探り,真理に迫ろうとする人はなんとも純粋で,ひたむきだという点です。Sさんの話からもお人柄が直感できました。わたしがお尋ねすることに次々と応えてくださるのです。ほんのひとときのふれ合いがわたしの好奇心を心底くすぐってくれました。
生息地の湿地は,草丈が低く,水深がごくごく浅く,あちこちに水面が現れていることが欠かせないとか。そういう環境を維持するためには,除草を含めた地味な作業が必要になって来ます。
写真に写っている背の高い草は,この点で邪魔になります。
トンボの行動範囲はごく限られおり,加えてレンズを近づけても割合平気です。小さなトンボを大きく,さらに遠景を入れて環境を写し込みます。トンボの体長は20mm内外。たぶん,生息環境が見えて来るのでは?
この湿地でハッチョウトンボが生き続けるには環境保全の取組が欠かせません。わたしはこの湿地の近くに住んでいるわけではありません。しかし,ずっとここに関心を持ち続けたいと思っています。またSさんとも再会したいですね。
なお,ハッチョウトンボにちなんだ記事を引き続きアップする予定です。
殻の植木鉢を軒下に置いています。つい先日,作業後に手袋を入れていました。翌朝,見ると中に枯葉が一枚。
「枯れ葉が入っているな。風がなかったのにどこから飛んで来たんだろう」。そう思って,手袋を取ろうとしました。そうしたら,それに卵が付いているではありませんか。「あれっ? これはガの卵だ。そうしたら,枯れ葉と思ったのはガかな」。それで確認。すると,カレハガだったのです。カレハガがちょうど産卵している最中のようです。
なんとラッキーな出会い!
卵を撮りました。かたまって産み付けられたもの,ぽつんと一個のもの,というように産むというより適当に産み落とすといったほうがぴったりなのかもしれません。
結局,これだけの卵をこんなふうに産付していました。
さて,いつ頃,どんなふうに孵化するか,観察を続けてみます。
6月12日(日)。入梅前のカラッと晴れ渡った日でした。ジャガイモの花は概ね実に置き換わっています。どっさり生っているのを見ると,なんとも言い難い爽快さが感じられます。
前に書いたことなのですが,実の味のほどはいかが? そんなふうについつい思ってしまいます。ジャガイモと有毒成分の話はよく知られたことで,イモが緑色を呈しているのは要注意。だったら,実はどうかという話になります。
専門家は食べても大丈夫と書いています。わたしもそれに倣って一粒味をみてみた経験があります。経験したからこそわかることは,食べられるようなシロモノではないということです。いつまでも,その苦さ,独特の味は消えませんでした。ずっと,ずっと。
ミニトマトとかたちそっくり。どちらもナス科植物の実。なのに,味はちっとも似ていません。
そんなことを思い出しながら撮影。
畑を耕していると,そこにヒメウラナミジャノメが降り立ちました。きっと吸水するのだろうと思い見ていると,吻が伸びてそのとおりの行動に入りました。カメラを持っていなかったので,大至急家に入ってカメラを持って来て撮影。しかし,吻は巻かれたまま。惜しい!
ヒメジャノメは向きを変えました。結局,このときは吸水行動を撮影できず。
二日後。また同じことが起こりました。今度も吸水行動です。大慌てで一眼レフを持ち出して撮影開始。幸い,同じ行動が続いていました。
向きを変えて吸水。ちょっと翅を開きました。
同じところでじっと吸水。
わたしは地面に這うようにして肘を土に付け,カメラを固定しました。吻がよくわかります。
出会いって,いつ起こるか,どんなふうに起こるか,わからないものです。カメラは畑仕事でも友です。