ヒメフンバエのなかまでしょうか。小さいからだが,棘で覆われています。 この武装具合は,なんともいかつい,いかめしい風貌です。
からだには花粉が付いています。ヒメフンバエは小さな昆虫を捕獲して食べます。写真のハエの口吻を見ると,舐める口器を持っています。実際に,花に頭を突っ込んで花粉を舐めているように思えました。ということは,ヒメフンバエではないことになります。素人のわたしには正体はよくわかりません。
終わって出てきたところを写したのが下写真です。真横からの姿を確認できます。この口器の持ち主は,肉食性ではありえません。
棘のような体毛は,攻撃的なそれではなくどうやらからだを守る武器のようです。
昆虫の生態を考える際は,やはり同定作業が大事になります。しかし,昆虫はやたらと種類が多くて,たいへん。というわけで,昆虫一般という目でざあっと見ていくのがわたしの主流になりそうです。