家の中でオオゾウムシを見つけました。ここは田舎で,田畑や山,川に取り囲まれています。昆虫たちが活躍できる環境なので,家にゾウムシが入って来てもなんらおかしくはない話です。
せっかくなので,接写をして逃がしてやることにしました。
風貌はゾウにそっくり。口吻がこれだけ長いと,口を突き刺すのにじつに都合がよいはず。名は言い得て妙です。甲虫なので,鎧になったからだはまことに頑丈そのもの。イボ状の突起が見事に並んでします。
近くでゾウを見ているような。
こうして見ると,触角もりっぱです。我が家の畑にビワの木を植えているのですが,別種のゾウムシがわんさかいて,小さな実を穴だらけにしています。それも触角の力によるところが多そうです。
威風堂々としたスタイル。
爪はもちろん,関節にある突起と毛は威力があります。指に乗せると,がっちりと食い込むために容易に離れません。
偽死の姿勢です。死んではいません。たまにこうして,わざわざ死んだふりをします。ほんとうに動かないのです。敵に襲われそうになったときの策だとか。それにしてもゾウの格好に似ている!