『ヤマトシジミの卵と1齢幼虫と(前)』 で載せた卵について,続き話をします。
2つの卵がかたまって産み付けられていたので孵化をたのしみにしていたところ,なんと,その写真を撮った翌日の朝,すでに孵化し終えていたのです。
下写真は,孵化前日の夜に撮影しました。
下写真は翌朝のものです。すでに二個とも孵化していて,近くに1齢幼虫が一匹だけいます。体長は1mmにも満たない大きさです。それがじっとしていました。惜しいことに,また孵化場面を撮り損ないました。これまでの経験から卵が黒っぽく変色するとばかり思っていたのに,今回はそういうはっきりした変化は見られませんでした。
トリミングして拡大すると,幼虫の特徴がよくわかります。長い毛で全身が覆われ,透明感のあるからだをしています。孵化後,何時間経っているのでしょうか。
ほぼ同時に孵化したわけですから,たぶん,同一のヤマトシジミが産んだ卵だったのでしょう。
このよう幼虫を飼うことはたいへんやさしいので,このまま置いておくことにします。羽化に至る変化についてはすでに観察済みなので,変化についてはゆっくり見届けるつもりです。なお,肝心の記事『ヤマトシジミの幼虫』は8月7日付けの(2)で休止状態になっています。近く再開して,羽化場面(劇的!)までをたどる予定です。