自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クロヒラタアブの卵(続々)

2023-11-20 | 昆虫

さらに翌朝のこと。孵化が近づいていることはわかっていても,いつ孵化するのかわかりません。それで,下写真2枚は自動撮影にしておいた画像になります。

からだに生えた黒い細毛が横向きに,頭部から後方に向けて伸びています。

 

毛の位置が変わることで,幼虫が動いていること,そして孵化がまさに近づいていることがわかります。しかし,なんとここでバッテリー切れ。

 

その一時間後確認。そうしたら,孵化が終わって幼虫が殻に取り付いていました。惜しい,惜しい。まさに誕生するという瞬間を見逃したのですから。ここで手動でシャッターを切りました。頭部先の黒い点は口元です。

 

反対側からも撮りました。

 

今回は惜しい結果に終わったものの,誕生直前の兆候がレンズをとおして確認できたこと大きなが収穫です。じつはあと数個,卵が確認できています。下写真は葉の表側に産付されています。

 

これらについてはもっともっと慎重に観察を続けてみるつもりです。