11月15日(水)。チューリップの播種時期が訪れました。種子を蒔いたのが一年目。昨年は種子からとれたミニ球根を植え付けました。そして今年は,ほんの少し太った球根を植えるというわけです。
この実生チャレンジはほんとうに興味深い試みだと自分では感じています。品種改良をする農事試験場の担当者の境地は,たぶんこれに似たものでしょう。
下写真は保存していた球根です。皮の下では夏眠から覚めて出芽の準備ができています。
中が覗いて見える球根は……。頂部がしっかりと確認できます。生きています。
これらをピンセットを使って育苗箱に植え付けます。用土は培養土です。
植え付けが終わって数えると,全部で79個でした。一年目の植え付けからは相当数が目減りしています。
昨年の出芽を振り返ると,植え付けてからちょうど一カ月後に始まっています。12月中旬には芽が確認できるでしょう。