自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

"魚露目"で見たクヌギの種

2023-02-03 | 植物

ウォーキングで利用する二つの公園にちなんだ話です。

両方とも山裾にあって自然環境に恵まれたところで,落葉樹や常緑樹が立ち並んでいます。一つの公園にはクヌギの木が一本あります。木の下周辺には実や葉が落ちて,冬らしさを醸し出しています。

 

散策道の脇で,土が痩せているので,落ちた実が芽を出しても育つことはありません。それを拾う子どもの姿を見かけることもありません。じつにひっそりとそこに落ちたままなのです。

 

もう一つの公園にはクヌギ林があります。駐車場のすぐ傍です。林というだけあって,数十本のクヌギが乱立気味に立ち並んでいます。手入れが行き届いており,根元はには落ち葉がどっさりたまっています。そしてあちこちにクヌギの種が,これまたどっさり落ちています。

 

 

下写真の種子は発根しています。

 

そうした実を目にしながら,散策道を歩くのをたのしんでいます。自然の中で暮らせる充実感を,また記録できるしあわせを日々感じています。

ところで,たまたま,このクヌギの種のことをネット検索したら販売されていることがわかりました。びっくり。値段を見てさらに仰天。1個が100円以上とは! なかには300円もする例もあるのです。もっとも,オークション出品で調べると,12個500円即決,30個780円即決という例外例もあります。

クヌギの種子が要り様の人もあるでしょう。それにしても,田舎に暮らしている者として,こんな取引対象にされている現状を知ってなんだか寂しくなりました。