自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

チューリップの実生,二年目の挑戦(6)

2023-02-10 | 植物

2月10日(金)。ずいぶん葉が伸びてきました。出芽率は70~80%程度ではないでしょうか。

 

成長の早いものでは葉の長さが3cmを超えています。根も,球根の大きさに比べるとまことにりっぱな成長ぶりです。

 

おもしろいことに,一枚目写真の真ん中ほどに小さな球根がちょこんと浮かんで見えます。これは植え付ける際,間違って球根の上下を逆さにしてしまった結果,伸びた葉が地中に残り,球根が押し上げられたためです。先端に根がほんのわずか覗いています。このすがたを見ると,出芽はまず葉,次にわずかに遅れて根,という順だとはっきりわかります。葉が最初に出るのはいうまでもなく球根に蓄えられた栄養分をエネルギー源にしているからです。

 

同じすがたの球根がもう一つありました。まず葉,次に根,この順が確認できます。地上部にある葉はクロロフィル(葉緑素)がはたらいて緑色を呈しています。このままにしておいたら葉はどう正常なすがたを取り戻すか,見守っておこうと思います。球根が極めて小さいときは,植え付け時に上下を見間違うことがあるのです。

 

さらに一カ月後は全体の様子が大きく違ってきていることでしょう。