自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

夏をたのしむ,虫の目写真(13) ~アゲハの蛹化~

2018-09-10 | 昆虫

アゲハの幼虫たちが順調に育って,どんどん蛹化していきます。ほんとうに,どん,どん! 前蛹で枝に付いていた個体がちょうど蛹化する瞬間を撮りました。なんとラッキーな!

 

皮を脱ぎ終えたときに,虫の目写真に収めました。皮を落とそうとして激しく動きます。

 

 

大きな動きに合わせるように,皮が落ちていきました。

 

からだの動きが収まりました。静かです。

 

レンズの向きを変えて撮りました。青空に緑のからだが映えます。

 

すぐ隣りの葉に,すでに蛹になった個体があります。撮影中に隣りの家の方がやって来られました。「モデルになってー!」とお願いして撮ったのが下写真。

 

晴れた日,虫が輝きます。

翌日は晴れのち曇り。日がなんとか差した瞬間,同じ蛹を撮りました。

 


秋,“虫の目”でとらえた虫たち ~ナガコガネグモ・ギンヤンマ~

2018-09-10 | 昆虫

産卵中のハグロトンボを観察・撮影中,目の前のクモの巣にギンヤンマが引っ掛かりました。なんと偶然! 雲の巣にはナガコガネグモがいました。

 

ブルッと翅を震わすトンボに,クモが近づいてどうやら毒液でも注入したようです。動きが緩やかになりました。一瞬のことで,ほんとうにびっくり。

 

ナガコガネグモは捕らえたヤンマを糸でぐるぐる。時折,巣全体を支える太めの糸を補強するために移動しました。

 

動きの素早さはさすがです。

 

こういう場合,感傷は一切排除しなくてはなりません。自然の摂理に従い,事実を事実として淡々と記載する姿勢がたいせつです。