産卵中のハグロトンボを観察・撮影中,目の前のクモの巣にギンヤンマが引っ掛かりました。なんと偶然! 雲の巣にはナガコガネグモがいました。
ブルッと翅を震わすトンボに,クモが近づいてどうやら毒液でも注入したようです。動きが緩やかになりました。一瞬のことで,ほんとうにびっくり。
ナガコガネグモは捕らえたヤンマを糸でぐるぐる。時折,巣全体を支える太めの糸を補強するために移動しました。
動きの素早さはさすがです。
こういう場合,感傷は一切排除しなくてはなりません。自然の摂理に従い,事実を事実として淡々と記載する姿勢がたいせつです。